くらし情報『松本白鸚「兄として誠に誇りと思う」 中村吉右衛門の一周忌追善公演『秀山祭九月大歌舞伎』初日レポート』

2022年9月6日 15:00

松本白鸚「兄として誠に誇りと思う」 中村吉右衛門の一周忌追善公演『秀山祭九月大歌舞伎』初日レポート

『秀山祭九月大歌舞伎』ポスター 提供:松竹(株)

提供:松竹(株)



『秀山祭九月大歌舞伎』が9月4日に東京・歌舞伎座で開幕。ここではそのレポートをお届けする。

初世中村吉右衛門の俳名を冠し、その功績を讃える「秀山祭」の開催は3年ぶりで、今年で13回目を迎える。本年は二世中村吉右衛門一周忌追善公演として、松本白鸚、片岡仁左衛門、中村梅玉をはじめとした豪華な顔ぶれで、故人を偲ぶ所縁の演目が上演される。

第一部は、平成11(1999)年に二世吉右衛門が構成・演出を手がけ、姫路城特設舞台で初演された『白鷺城異聞(はくろじょうものがたり)』。剣豪・宮本武蔵にまつわる史実や伝説を取り入れながら、平和への思いを込めて創作された舞踊劇となっている。

幕が開くと、舞台はその白く美しい姿から“白鷺城”の別名を誇る播磨国の姫路城。本多平八郎忠刻(中村又五郎)や妻の千姫(中村時蔵)らが賑々しく宴を催している。
そこに招かれたのは、天下一の剣豪・宮本武蔵(中村歌六)。宴の最中、にわかに千姫が苦しみ出し怪しい影が出現すると、これを物の怪の祟りと推量した宮本武蔵と宮本三木之助(中村萬太郎)は城の天守閣へ。すると、目の前に刑部姫(中村七之助)と秀頼の霊(中村勘九郎)

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