2021年12月20日 19:20
【ライブレポート】川崎鷹也、名曲「魔法の絨毯」などバンド編成で披露「誇りを持って歌い続けたい」
写真:上溝恭香
川崎鷹也が、12月18日(土) 東京・ヒューリックホール東京にてワンマンライブ 『カレンダー、めくる日々に丸をつけた』を開催。そのレポートをお届けする。
有楽町にあるヒューリックホール東京に集まった約1000人のオーディエンスは幅広い年齢層ながら、比較的若い人たちの姿が目についた。TikTokをはじめとしたSNSで火がつき、圧倒的なストリーミング再生回数を誇る旬のアーティストであることが開演前から伝わってくる。
オーディエンスが待つのは、川崎鷹也だ。
約半年ぶりとなった有観客でのライブ。暗転し、立ち位置につき、大きなブレスの後に歌い出す姿は、いつもの彼だった。しかし、今回明確に違うのは、バンドを率いているということだ。
1曲目は「カレンダー」。12月15日にリリースされたメジャー1stアルバムのタイトルトラックにしてリードトラックだ。鮮やかなバンドサウンドに彼の“あの声”が混じり、会場を満たしていく。印象的だったのは、オーディエンスひとりひとりの目を見るように歌う姿だった。それは、“あなた”に語りかけるように歌われる彼の歌世界そのものが具現化していくようだった。