2022年10月24日 12:00
川村壱馬が語る俳優業「川村壱馬のアイデンティティを全部取っ払うところから役づくりに入る」
「あの仕草は、こんな感じでやってみてって木村(ひさし)監督に教えてもらいました。自分で試写を観ても、ウザッ!と思いましたね(笑)。でも、自分じゃない別の人間として最初から最後まで見ることができたくらいウザキャラに仕上がっていたので、そこはちゃんとやり切れたのかなと」
『貞子』と言えば日本を代表するホラー作品。その中で、前田王司は従来の『貞子』のイメージさえも覆す強烈なインパクトを放っている。身の毛もよだつホラーの中で、どうコミカルな要素を足すか。緻密なバランス感覚が必要とされる役どころだ。
「そこはめちゃくちゃ不安でしたね。僕のこのキャラクターがいてホラーとして成立するのかなっていう。
でも、試写を観た(THE RAMPAGEの)メンバーが感想をくれて。うちはホラーが苦手なメンバーが結構多いんですよ。龍とか、体はデカいですけど、ホラーは大の苦手(笑)。いけるのは、僕と(後藤)拓磨と陣さんくらいじゃないかな。でも、そういうホラーがダメなメンバーが『壱馬さんの役がいたから観れました。面白かったです』って感想をくれて。それでちょっと安心しました」
(C)2022『貞子DX』製作委員会
THE RAMPAGEの川村壱馬ならやらないことも平気でやれる
現場では、木村監督自らが実演してレクチャーを施した。