2023年7月17日 12:00
落語と音楽ライブの融合イベント『スペシャ寄席 其の四~フラカン 全開の噺 編~』出演者座談会
師匠の誉め言葉に「上がりましたね」というのがあるんですけど、これはキーの事ですね。まぁ、腕とかかっているとは思いますけど。
マエカワ「声が出ていた」とか言いますもんね。
雀太がなるだけやなくて、声が通るという事ですね。「うるさい!」と言われるくらいで、ちょうどいいんですよ。師匠にもそれでいいと言われましたし、「100押せると100引ける」というんです。これ結構知らない噺家も多いですね。ウチの一門は理論的なんで。
鈴木ちょっとした秘伝ですかね。
雀太フラカンの1997年の野音ライブと2022年の野音ライブのBlu-ray(「二十五年後 〜フラカンの日比谷野音 2022と1997〜」)を観させてもらったんですけど、1997年の方がうるさかったんですよ。
マエカワそうなんです!若い時は、とにかく大きな声で勝負と思っていて、でも今は若い子には声の大きさでは勝てないと思っているから。
雀太キャリア、ステージ数がそうさせはったんかな。あれおいくつの時ですか?
鈴木28歳とかですかね。
雀太僕も師匠から「押せ!押せ!」と言われていたのは28歳くらいですね。
鈴木今は抑えるというか、ギャアギャアうるさく押せなくなってきましたしね。