くらし情報『この10年あまりに制作された作品を中心にホンマタカシの今に迫る『即興 ホンマタカシ』10月6日より開催』

2023年9月25日 11:30

この10年あまりに制作された作品を中心にホンマタカシの今に迫る『即興 ホンマタカシ』10月6日より開催

ホンマタカシ《New York》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年


1999 年に写真集『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞を受賞し、国内外で活躍を続ける写真家・ホンマタカシ(1962年、東京都生まれ)の、日本の美術館では約10年ぶりとなる個展が、10月6日(金)から2024年1月21日(日)まで、東京都写真美術館で開催される。
2011年から12年にかけて、国内3館を巡回した大規模個展「ニュー・ドキュメンタリー」では、ホンマの写真と映像表現の広がりを概観する新旧作品が展示されたが、今回の個展は、この10年あまりに制作された近作や新作を紹介するもの。作家の現在地を示すとともに、その表現の可能性を探る試みとなる。
同展の中核をなす出品作品〈THE NARCISSISTIC CITY〉は、カメラの原型と言われるカメラ・オブスクラ(「暗い部屋」の意)の原理に着目したホンマが、近年取り組んでいるシリーズだ。小さな穴を通過した光によって、屋外の風景が室内に倒立像となって映し出される原理を用い、建築物の一室をピンホールカメラに仕立てることで、世界各地の都市を撮影した。外に向かって開かれた穴から差し込む光によって、真っ暗な部屋の中に倒立した都市の風景が「即興的に」

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