2021年6月4日 11:30
舞台『夜は短し歩けよ乙女』中村壱太郎×白石隼也「原作のワンダーランド感、増してます!」
撮影:森好弘
森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』が、「ヨーロッパ企画」上田誠の脚本・演出、歌舞伎界の中村壱太郎と乃木坂46の久保史緒里のW主演で舞台化され、6月6日(日)から東京・大阪にて上演される。“先輩”役の中村壱太郎と、“学園祭事務局長”役の白石隼也に話を聞いた。
演じても観ても楽しい“ゴチャゴチャ感”
──昨日は初めて通し稽古をやられたそうですが、いかがでしたか?
壱太郎いやあ、もう一回やりたいですね。
白石ははは!
壱太郎めちゃくちゃ緊張しちゃって。「春」「夏」「秋」「冬」と物語が進んでいくのですが、あっという間に「冬」になった気がしました。僕が演じる“先輩”は、「冬」に布団の中にいるシーンがあるんですけど、布団の中でずーっと反省していました。
白石(笑)。でもまだ段取りの段階で、お芝居の演出がついていないからさ。
──お芝居の手前の段階だったんですね。
白石はい。ただこの座組は、熟練の舞台俳優の方々がいらっしゃるので、「この短期間で!?」というクオリティで横にいてくださってなんとかできちゃったっていう感じでした。皆さんすごかったよね。
壱太郎すごいですよ……。