折りすじをつけて四すみを折る
まずは三角折りを2回して、折りすじをつけます。次にガラ面を上にして四角折りにし、四辺に垂直になるよう折りすじをつけましょう。それを開いたら、四すみを中心点で合わせて折ります。
さらに四すみを折ったあとで箱型に
中心で合わせた四すみを、外側に開くように折り、全体を裏返します。そのまま、中心線に向かって四つの辺を折って再び折りすじをつけましょう。さらにそれを裏返したら、四つの角をつまんで全体を箱型にします。
中心を織り込むようにたたむ
中心点を中に押し込むようにして全体をたたみましょう。台形状にたたんだら、両端の三角の部分を中割り折りにして、内側に折り込みます。裏側も同じようにしましょう。この時点で、全体は長方形になっています。
開いて形を整えたら完成
最後に、外側にできた四つの袋を開いていきましょう。四つとも底をへこませ、中心の部分の形を整えたら完成です。大きめの厚紙などで作れば、よりしっかりした入れ物として使えます。
「仕切り皿」伝承「筆洗(ひっせん)より
『暮らしを彩る和紙オリガミ』山梨明子著 実務教育出版 刊
和紙の豆知識
和紙は古来において貴重なもので、上流階級では大切な贈り物を白い和紙で包む習慣がありました。