スポーツの秋、目前! 体を動かしたくなるユニーク絵本3選
そのなかでも、筆者のイチオシが「はっきよい畑場所」です。
野菜たちが集結して「おおずもうはたけばしょ」の千秋楽がはじまります。冒頭に取り組み表まで描かれていて、本格的! 「たまねにしき」と「にんじわか」の取り組みでは、たまねにしきの皮がむけて……? 「きゅうりゅう」と「なすびさと」は、きゅうりゅうの“あれ”が武器になり……?野菜の特徴まで知ることができます。
実りの秋にもぴったりですよね。ちなみに、筆者の娘もこの絵本が好きで、寝かしつけで読んでも「おすもうしよう!」と張り切りだします……それくらい、体を動かしたくなる一冊です(笑)。
「どろぼうがっこうだいうんどうかい」(作・絵/かこ さとし)
運動会を題材にした絵本はたくさんありますが、そのなかでも、やっぱりこれは外せない! かこ さとしさんの代表作「どろぼうがっこう」の40年越しの続編として、2013年に上梓された「どろぼうがっこうだいうんどうかい」です。「ドルばこリレー」「ニセさつわたし」「ぎゃくどろけい」などなど、どろぼうがっこうらしい競技の数々。極めつけは、どろぼうがっこうの生徒と、見物に来た村の人たちで踊る「あきすおんど」!空き巣の歌詞にのせて和やかに踊る、というギャップに笑っていると……なんと、どろぼうがっこうにどろぼうが入ります! そして、そこから、またまた意外な展開になり、ハッピーエンドへ。