貯金額の平均はいくら?≪年齢別・世帯別≫目安となる貯蓄をFPが徹底調査!
貯蓄現在高の全年代平均は約1788万円
上にまとめた表の平均貯蓄現在高をもとに計算すると、全年代の貯蓄平均は約1788万円です。2016年の平均額1820万円をピークに近年減少傾向にあります。最も平均貯蓄額が低い年でも2013年の1739万円です。
現役世代と退職世代の差は最大約4倍
ここで注目していただきたいのは、40歳未満と70歳以上の貯蓄現在高の大きな開きです。最新の2018年で見ると、40歳未満は600万円であるのに対し、70歳以上は2249万円と約3.7倍もの差があります。特に60歳以降の貯蓄が多い理由として考えられるのは「退職金の受け取り」です。
また、40歳未満から40代でなかなか貯蓄できない理由としては教育費や住宅ローンの支払時期を重なることも要因であると推測されます。
年代別データ活用のメリット・デメリット
年代別の最新データは上記の表にまとめましたが、これは年代という括りのみで大きく分類しています。
つまり、(独身か既婚者で家族が居るのか)や(会社員か自営業者か)などの詳細については明らかになっていません。
そもそも同年代でも職種が違えば年収も違いますので、この年代別貯蓄現在高の統計結果だけを指標にするのではなく、他の統計結果も含めて参考にすると良いでしょう。