2019年11月21日 14:00
母子家庭は医療費を免除できる?制度の仕組み&申請方法をFPが解説!
無職のシングルマザーでも、養育費をたくさんもらっていれば、優遇が受けられない可能性があります。
生活保護を受けている人は対象外
生活保護受給者は、ひとり親家庭医療費助成の対象にはなりません。生活保護では、医療扶助として医療費を全額支援する制度があります。
生活保護を受けていれば、ひとり親家庭医療費助成を受けるまでもなく、医療費は無料ということです。
医療費助成を受ける際の注意点
母子家庭になって自治体から医療費助成を受けることになったとき、注意しておきたいのは次のような点です。
公的医療保険の対象とならないものはカバーされない
医療費助成制度で負担してもらえるのは、公的医療保険(健康保険、国民健康保険)が適用される医療費です。保険適用外の治療には助成が受けられません。
たとえば、風邪やインフルエンザで病院にかかった際の治療費はカバーされますが、ホクロの除去などで美容外科にかかった際の費用や歯科インプラント、眼科のレーシック手術などの費用はカバーされません。
医療費控除で税金を安くできることも
母子家庭向けの優遇ではありませんが、医療費の負担を軽減する制度として、医療費控除があります。