2020年4月29日 14:00
個人再生とは?仕組み・手続きの流れ・メリットデメリットをFPが徹底解説!
個人再生のデメリット
個人再生は借金をしている人にとって大きなメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットもあります。メリットだけを享受しようとして安易に手続きをしてしまうと、思わぬ落とし穴に落ちかねません。以下デメリットも把握しておきましょう。
- 信用情報にキズが付く
- 専門家費用がかかる
- 官報に掲載される
信用情報にキズが付く
個人再生をすると信用情報にキズがついてしまいます。信用情報とは個人の金融取引が記録されているもので、個人信用情報機関に履歴が残されます。
信用情報にキズがつくと、各種ローンの審査やクレジットカード審査で不利となります。複数社への借金同時申し込みや軽微な遅延などの軽いキズの場合は、審査で若干不利となる程度ですが、個人再生をすると10年程度は金融取引が困難となります。
スマートフォンの本体分割、クレカ付帯のETCカード、後払い式の電子マネー発行などもできなくなりますので、想定しておく必要があります。
専門家費用がかかる
個人再生は弁護士や司法書士に依頼するため、専門家費用がかかります。事務所によってその費用は異なりますが、概算で50万円程度の覚悟が必要です。