2022年2月18日 10:40
百寿者の、腸内フローラの秘密に迫る!「酪酸産生菌」がカギ
まずは「食習慣」を振り返ってください。
その際、何を食べるか、ということとともにいつ食べるかということが重要で、夜型の食生活は腸内フローラの酪酸産生菌の減少を引き起こしますから注意してください。
腸を育てよう
ヒトの腸内フローラは、生後3年ぐらいの間に個人ごとに定着するフローラが決まるとされていて、大人になってからでは、新たな種類の細菌が常在細菌として定着することは難しいとされています。だからこそ、それぞれの腸内に存在している腸内フローラを増殖させ、活性化させること、すなわち「腸活」が重要なのです。
健康・長寿の必須条件である腸の健康。
あなたの腸内フローラを、美しくたくましく育ててください。
著者プロフィール
内藤裕二(ないとう・ゆうじ)
著者:内藤裕二
京都府立医科大学大学院教授
1983年、京都府立医科大学卒業。
米国ルイジアナ州立大学客員教授を経て、2009年より京都府立医科大学准教授。
明朗なキャラクターで、メディアでも活躍中。
2021年より、現職。専門は消化器病学、消化器内視鏡学、抗加齢学、腸内細菌叢。
著書には『すべての臨床医が知っておきたい腸内細菌叢』(羊土社)