2022年10月20日 10:00
現代音楽の声楽デュオ 松平敬&工藤あかね『Voice Duo Vol.3 シュトックハウゼン空を歩く』開催決定 カンフェティでチケット発売
この作品が書かれたのは、シュトックハウゼンの作風が大きく変貌しつつあった1972年。12の詩に対応する12音セリーを作品の骨格として、様々なレベルの不確定性や『シュティムング』などで試みられた様々な声の実験を取り入れることで、二人の声というシンプルな組み合わせから多彩な響きが導き出されている。また、楽譜の至る所に演劇的な指示が書き込まれており、作品全体が儀式風、あるいはミニ・オペラ的な様相を呈している。
日本では滅多に演奏されない50分の大作を体感できる貴重な機会、お見逃しなく!
曲目:
カールハインツ・シュトックハウゼン:空を私は歩く(1972)
ジョン・ケージ:トイ・ピアノのための組曲(1948)
ジョン・ケージ:花(1950)
ジェルジ・クルターグ:『遊び』(1975- )より
松平敬:遊び歌(2022, 初演)
(曲順未定)
プロフィール
松平 敬(バリトン) Takashi Matsudaira, baritone
東京芸術大学卒業、同大学院修了。現代声楽曲のスペシャリストとして、湯浅譲二、松平頼暁、高橋悠治、西村朗、川島素晴など150曲以上の作品を初演、クセナキス、シュトックハウゼンなど、演奏至難な作品の日本初演も行う。