2024年4月24日 08:40
地上波初の女性用風俗ドラマ『買われた男』、タブー視乗り越え社長に直談判「“性の抑圧”に苦しむ女性はたくさんいる」
日本では、夫婦の7割がセックスレスだというデータもあります」
初回放送後のXには、「ときめきだったり、女性として大切にされている感だったり…。一番好きな人が埋めてくれたら簡単なのに、そうじゃないことが多いから難しいよね」という切実なつぶやきもあった。いわば、多くの女性が感情移入できるテーマ。とはいえ“お茶の間”では視聴しづらかったのか、「気になってたドラマ。ダンナが寝てからこっそりスマホで観ました」という視聴者もいた。
原作コミックの第1話では、乳がんの手術を控えた女性のエピソードが描かれている。
「『買われた男』という作品が何を描きたかったのかが、このエピソードに凝縮されていました。ドラマでも全10話のどこかで必ず扱いたいと思っています」
■利用を勧めるのではなく…、「私だけじゃない」思い悩む女性の孤独感の払拭に
女性用風俗への取材では、来店はしたもののサービスを受けずに帰ってしまう女性や、セラピストにつらく当たる女性といった、現場の実態を吸い上げてきた。
「ドラマにはそうした“難しいお客さま”に悪戦苦闘するセラピスト側の視点も盛り込みました。ただ、なぜその女性が“難しいお客さま”になってしまうのか、そこには必ず背景があると思うんです。