2012年7月20日 18:45
「ぜひ研究したい!」犯罪心理学者が『デンジャラス・ラン』主人公を分析する
9月7日(金)より公開されるデンゼル・ワシントン主演作『デンジャラス・ラン』は、極悪人と呼ばれる謎めいた男と、それを護衛する新米CIAエージェントが命がけの逃避行をすることになるサスペンス・アクション。本作について、犯罪心理学者であり、犯罪をテーマにしたテレビドラマの監修なども務める法政大学教授、越智啓太氏に話を聞いた。
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本作でワシントンが演じるのは、かつてCIA最強のエージェントと呼ばれながら、現在は裏切り者として36か国で指名手配を受けているトビン・フロストだ。伝説のスパイだけあって滅多なことでは動じないフロストだが、そんな彼の人物像について教授は「犯罪者にとって、冷静でいることが一番重要です。慌ててしまったり感情的になるからミスをするわけで、冷静にいられるととても強力な犯罪者になれるんです。本作のフロストは“超”がつくほど冷静ですね。拷問されて死にそうな時でもまだ、次に自分がどうすべきかを考えているんですから」と分析する。
そんなフロストだが、本作では何者かに執拗に命を狙われており、CIAの隠れ家に連行されたところを襲撃されてしまう。
そこで披露するのが人の心を操る能力だ。