論議を呼ぶ作品で知られるデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の次回作に、シャイア・ラブーフが出演することになった。セックスシーンは見せかけではなく本当にやるという条件で、ラブーフは了承しているという。
『メランコリア』が上映された昨年のカンヌ映画祭の記者会見で、フォン・トリアー監督は、「次はポルノを撮る」と宣言していた。その時は、冗談とも取れる口調だったが、どうやら本気だったようだ。次回作のタイトルは『The Nymphomaniac』で、自分の中に潜んでいた性的欲望に気づいた女性の物語だという。ラブーフは、MTVニュースに対して「この映画は、見ているままのもの。脚本にも『全部本当にやる』と注意書きがある」と語っている。また彼は、フォン・トリアー監督について、「彼はとても危険な監督。
彼の映画に出ることが恐ろしくてしかたがない。だからこそ自分はこれをやるべきだと思った」とも語った。フォン・トリアー監督は、過激なバージョンと、やや抑えたバージョン、2パターンに編集するつもりでいるという。
『トランスフォーマー』を終えた後、ラブーフは、個性的なインディーズ映画を好んで選んでいるようだ。