想像することは犯罪か？ 映画『推理作家ポー』監督が語る

“史上初の推理作家”とも言われるエドガー・アラン・ポーを主人公にした映画『推理作家ポー 最期の5日間』が10月12日(金)から公開される前に、本作を手がけたジェームズ・マクティーグ監督がインタビューに応じた。

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本作は、『黒猫』『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』などの著作を発表し人気を得るも、1849年に謎の死を遂げたポーが、彼の小説を模倣して殺人を繰り返す犯人と頭脳バトルを展開するフィクションだ。

これまでアラン・ムーアの人気コミックを映画化した『Vフォー・ヴェンデッタ』や『ニンジャ・アサシン』などハイテンションなアクション演出で好評を集めてきたマクティーグ監督だけに、謎が謎を呼ぶサスペンス要素がたっぷりとつまった本作も「ひとつのジャンルに固執するのはイヤだった。この映画はサスペンスや謎解きの要素はあるけど、アクションやスリラーでもあるんだ。だから俳優たちにはあえて『謎解きに気をとられずにストレートに役柄を演じてくれ』と伝えたんだ」と振り返る。

そんなリクエストを受け、徹底的にリサーチを重ねて伝説の推理作家を直球勝負で演じたのは、ジョン・キューザック。アート映画から超大作まで幅広いジャンルで活躍する名優だ。