数々の名作を世におくりだしてきたディズニー/ピクサーの待望の最新作『インサイド・ヘッド』が来年の7月18日(土)から日本公開になることが決定した。本作は人間の頭の中の“感情”が主人公の作品だ。
子どもたちと暮すトイ(オモチャ)、人間の悲鳴を集めるモンスター、誰もいない地球で清掃を続けるロボットなど、ディズニー/ピクサーは、多くの映画制作者が描いてこなかったキャラクターを主人公にすえて傑作を生み出してきたが、本作では何と、“人間の感情”が主人公になる。物語の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中で、そこではジョイ(喜び)、アンガー(怒り)、ディスガスト(嫌悪)、フィアー(恐れ)、サッドネス(悲しみ)が暮していて、彼女の感情を決めている。ところが、ライリーが父の仕事の都合で田舎町から都会のサンフランシスコに引っ越した際に、彼女の頭の中の“感情”たちがライリーの幸せを守ろうとぶつかりあってしまい、大事件が発生する。
監督を手がけるのは『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター。彼は、12歳になる娘の成長を見守る過程で本作のアイデアを思いついたそうで、「誰しもが経験したストーリーだから興味を持ってもらえると思うよ」