『セブン』『ソーシャルネットワーク』のデイヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』の日本版予告編映像と、劇中で描かれる事件の“証拠品画像”が公開になった。本作は妻の失踪から始まるミステリーを描いた作品だが、この証拠から導き出されるのは“失踪”の真相だけではないようだ。
『ゴーン・ガール』予告編
本作は、アメリカだけで600万冊を売り上げたギリアン・フリンの同名小説を、ベン・アフレック、ロザムンド・パイクらをキャストに迎えて映画化したもの。結婚5年目を迎え、誰もが幸福だと思っていた妻エイミーが突然、姿を消したことから、事件の容疑者として人々の注目を集めながら妻の捜索を続ける夫ニックの姿と、夫婦の間の秘密を描き出いていく。
このほど公開された日本版予告編で注目すべきは、妻を捜索する夫ではなく、妻のエイミーの視点から描かれていることだ。通常、この種のミステリーは“探す側”に視点があり、捜査が進むに連れて妻の真実が明らかになることが多い。しかし、このほど公開された映像はエイミーの語りで進んでいき、彼女がニックと初めて会った日、ふたりが恋に落ちた日、ふたりの関係に入った亀裂が少しずつ広がっていく過程が描かれる。