映画はひとりの女性が主人公だが、その背後には、制作者たちの移民たちへの敬意や誠実な想いがあるようだ。
その一方で、映画は現代にも通ずる心情の変化やドラマを描いており、主人公が新しい環境の中で自分で未来を選択するドラマは、多くの共感を集めそうだ。クローリー監督は別のインタビューで「歴史のレッスンのようにはしたくなかったから、時代背景を決め込んだあとはそこまで気にしないで作ったが、20世紀のアメリカを築いた人々の話であると同時にひとりの少女の成長を観てほしい」と語っている。
『ブルックリン』
7月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
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