2013年7月19日 17:47
シェアハウスを舞台に、小堺一機が今年も『おすまし』で暴れまくる!
と目を輝かせる。「ここ2年くらい、固い役柄が続いたんですよね。でも今年はかなり余白を残してあるので、そこでどれだけ遊べるか、僕自身すごく楽しみで。特に松っちゃん(=松尾)っていうのは、『きっとこう来るはず』って僕の中で用意しておいた5つのパターンじゃない、6番目を出してくるタイプ(笑)。こちらが予測出来ないその感じが、一緒にやっててすごく面白いんですよね」
『おすまし』がただ笑えるだけのコント集にならないのは、やはりトップミュージシャンをそろえた、生バンドの存在も大きい。「このバジェットで生バンドって、他じゃ絶対にあり得ないですからね。だから僕の中では、いかにバンドのメンバーを笑わせるかってことを第一に考えていて。特に管楽器の人は笑っちゃうと吹けないわけで、逆にちゃんと吹けちゃったらダメ(笑)。
妻には『このクラスのミュージシャンの人たちに対して、あなたは失礼だ!』って叱られましたけど(笑)」
この取材中も、小堺の口からは次々とライブのアイデアが飛び出し、さらに「彫刻と同じで、すごく大きな塊からどんどん削り出していって作るのがライブなんです」とも。果たして今年は、ライブという名のどんな彫刻が生み出されるのか。