くらし情報『左手ピアニスト舘野泉が60周年に世界初演×3!』

2020年10月20日 12:10

左手ピアニスト舘野泉が60周年に世界初演×3!

舘野泉

舘野泉 撮影:イシイノブミ


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ースデー・コンサートが、今年は演奏生活60周年記念ツアーの一環として開かれる(11月10日・東京オペラシティコンサートホール)。
脳溢血の後遺症で右半身に麻痺を残したまま、左手のピアニストとして再起したのが2004年。前を向き続ける不屈の姿勢は、コンサート当日に84歳を迎える今も変わらない。プログラム5曲のうち、なんと世界初演の新曲が3曲も並ぶのだから。光永浩一郎(1966~)の《苦海浄土によせる》、新実徳英(1947~)《夢の王国》、パブロ・エスカンデ(1971~)《悦楽の園》の3作品。
「苦海浄土から、夢の王国を過ぎて悦楽の園へ。なんだか物語性があるように見えるけれど、作曲家には何も注文もしていません。はからずも自分の気持ちにぴったりのプログラムになりました」
光永はすでに舘野のために左手作品を何曲も書いている熊本出身の作曲家・ピアニスト。
新曲は作家・石牟礼道子の代表作『苦海浄土 わが水俣病』に由来する。
「彼がピアノを好きなことは、作品からもよくわかります。今回も非常に力のこもった作品。〈海と沈黙〉という第3楽章が本当に素晴らしい。

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