2021年7月8日 12:46
特別展『大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―』7月10日より開催
金小札変り袖紺糸妻紅威丸胴具足 江戸時代 ミネアポリス美術館、エセル・モリソン・ヴァン・ダーリップ基金/所蔵 Photo:Minneapolis Institute of Art
7月10日(土)~9月20日(月・祝)、東京都江戸東京博物館1階特別展示室にて、特別展『大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―』が開催される。
『大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―』は、江戸の武家や商家の儀礼、祭などの年中行事をとりあげ、人びとの暮らしや人生における“ハレ”の場面や舞台をあつかった展覧会。江戸東京博物館所蔵のコレクションからよりすぐった品々や、国内各所からも展示品を集めるとともに、イギリスとアメリカから鎧が日本に里帰りする。
展示構成は、大きく分けて3つの章によって構成。1章「式正―武器と儀礼―」では、人生の節目で用いた表道具や調度などから「泰平の世」の武家の姿に迫る。戦乱が収束すると武芸よりも、家の序列やその秩序を維持するための儀礼が武家に求められるようになる。それにともない、身分を象徴する具足や刀剣も、戦場とは異なるさまざまな儀礼の場で用いられるようになった。
2章「年中行事―お稲荷さまと雛祭り―」