くらし情報『二人じゃなくて「おひとりさまとおひとりさま」でいたい/誰に見せるでもない爪』

2017年2月6日 12:30

二人じゃなくて「おひとりさまとおひとりさま」でいたい/誰に見せるでもない爪

第7回:多様性のある個と個
二人じゃなくて「おひとりさまとおひとりさま」でいたい/誰に見せるでもない爪
今回の読者投稿は、
「恋のわずらわしさより、関係性を築く喜びが勝つタイプだ」と前置きがある上で、「でも、既婚の友人の愚痴を聞いていると、単位が二人にするのでなく、『おひとりさまとおひとりさま』で居られないのかと思う」というご意見(要約させて頂きました)。

「結婚していながらにしておひとりさまで居ること」にねじれが生じるのは何故だろう。

そもそも、世間のおひとりさまに対するイメージは、人と関係を築くことよりも、自分を見つめる、自分を尊重する、どこか強く見える、といった感じ。
しかし、実際のおひとりさまは、「一人でいること」にそこまで重きを置いていない。
誰かと居たい、自分を見つめるとかよく分からない、強くない。そんなおひとりさまも居るのだ。

しかし、どんなおひとりさまであろうと、結婚した途端にそれまで通りではいかなくなることがある。
物事を相手と共有したい、甘えたい、分かってほしい、というごく当たり前に抱く思いと、「奥さん」「旦那さん」と周囲から呼ばれる慣習的な型。
いつの間にかそれらが、“個"としての概念を霞ませてしまう。
おひとりさまの多様性はある程度許されても、夫婦でいるとその多様性が許されなくなる時がある。

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