くらし情報『死と向き合った男性が語る「残された時間をどう使うべきなのか」』

2016年5月16日 21:00

死と向き合った男性が語る「残された時間をどう使うべきなのか」

目次

・「死んだ気になって」の真実とは
・死ぬ前に夢や計画の多くを断捨離
・最後の願いは「8本」に限定した
suzie.20160515


『あの世へ逝く力』(小林玖仁男著、幻冬舎)は、著者のショッキングな告白からスタートします。

「間質性肺炎」という進行性の難病により、早ければ2年半ほどで死に至ると宣告を受けたというのです。

つまり本書は、死の宣告以来書きつづっていた、自分の心の対話や葛藤、本音を洗いざらいまとめ、あとに続く人たちのために遺したもの。いわば、“死の前に整えたい気持ちの準備書”だといいます。

■「死んだ気になって」の真実とは

人はよく、「死んだ気になって」という表現を使ったり、思ったりするもの。しかし死ぬ身になってから、この「死んだ気」の意味が変わったと著者。

健康な人の「死んだ気になって」は、ガムシャラ、貪欲、足し算、かけ算、プラス発想。もし絶望の淵にいたとしても、死にたいと思っていたとしても、死ぬ気になったらなんでもできるという、みなぎるパワー全開のイメージだというのです。


事実、著者もこのようなプラス軸を駆け抜けてきて、つい最近まで「死んだ気」とはそういうものだと思っていたのだといいます。

ところが死ぬ人の「死んだ気になって」の真実とは、冷静沈着、引き算、マイナス発想、ロスをしない、確実性を求める総決算発想。

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