くらし情報『なんと死後2日経っても遺伝子は死体の内部で活動していると判明』

2016年6月25日 22:00

なんと死後2日経っても遺伝子は死体の内部で活動していると判明

しかしワシントン大学の研究により、1,000本以上の遺伝子が死後の解剖の段階でまだ活動していて、その一部は死後24~48時間後に活動をはじめたばかりであるということがわかったのです。

■遺伝子の一部は死後も生命を取り戻そうとしている

さらに、問題となっている遺伝子は、胎児期に器官を発達させようとする成長活動のように、もういちど生命活動を取り戻そうとしているのです。

それらの遺伝子の半分以上はたんぱく質でコード化されており、残りは調整機能を持つものとして活動しています。

これは、明らかにエネルギーが燃焼されて使われていることを示しているのだそうです。

そもそもDNAは緊密に凝縮されているので、死後に緩んでいき、それまで自由に活動することができなかった遺伝子を解放することになる、という説があります。

それで研究者たちはゼブラフィッシュとマウスを使った実験を行い、動物たちが死んだ後に1,063の遺伝子の活動が増加したことを発見したのです。

■死後も活動する遺伝子は臓器移植の分野で活かせる

遺伝子の多くは生命の死後30分で活動が徐々に弱まります。しかし、残りのいくらかの遺伝子は、活動が弱まるのに 28~48時間もかかったのです。

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