2023年9月27日 10:10
トイレの後にちょっと締めるだけでOK!くしゃみや大笑いによる「ちょい漏れ」を改善【医師解説】
次は、ゆっくりぎゅうっと締め、3秒間ほど静止します。その後、ゆっくり緩めます。これを2~3回繰り返します。引き締める時間を少しずつ延ばしていきます。1回5分間程度から始めて、10分~20分まで、だんだん増やしていきます。クリニックでも尿漏れの方には骨盤底筋体操を指導します。ただ、継続できる人は本当に少ないです。毎日続けないと効果が薄いのですが……」(窪田先生)。
トイレの後の“肛門締め”だけでもOK
そこで、骨盤底筋体操は毎日できなくても、“肛門締め”をしてほしいと窪田先生は言います。
「トイレで用を足したあと、5~10秒、肛門と腟をきゅっと締めます。これだけでも効果はあります。大切なのは日常化することです!」(窪田先生)。
膀胱硬化は改善できる?
糖質が多い食生活を見直して
「クリニックでは、甘い物や糖質を控えた食事を心がけるよう指導しています。膀胱硬化は動脈硬化と同じ原理。動脈硬化の患者さんには甘い物や糖質を抑えた食事指導がされます。これらの食事は血流を悪化させ、血管を硬くする作用があるからです。
また、肥満や冷えにも注意が必要です。肥満も冷えも、体の血流を悪くする要因となります。