くらし情報『「おりものが臭い?」原因は更年期に増えやすい、デリケートゾーンの雑菌だった【医師監修】』

2023年11月13日 23:10

「おりものが臭い?」原因は更年期に増えやすい、デリケートゾーンの雑菌だった【医師監修】

乾燥が進むと腟が硬くなり、血流がうまく行き渡らなくなって冷えた状態になる萎縮性腟炎(いしゅくせいちつえん:女性ホルモンの低下により腟の乾燥が起こり、痛みや違和感を招く症状)になります。若いころから腟マッサージ(外陰部と肛門の間の会陰に人さし指から小指まで4本の指を当てて、10回ほど円を描くようにマッサージ。服の上から、または入浴時におこなうのが◎)などでお手入れしている方を除けば、程度に違いはあるものの、ほとんどの更年期世代の女性は萎縮性腟炎になりやすい傾向にあります。

腟の温度が37度を下回ると、腟の中で雑菌が増えやすくなります。

というのも、腟にある常在菌は雑菌をやっつける働きをしますが、冷えた環境ではうまく働かないのです。結果、腟の雑菌が増えてしまうというわけです。

そのような状態で下痢や性交渉などで外から雑菌が侵入してしまうと対応できず、においが発生しやすくなってしまうのです。中でも性交渉は、乾燥した状態でおこなうと出血することもあります。
血液は雑菌のエサになるためさらに雑菌が増殖してしまいます」(駒形先生)

腸内細菌とデリケートゾーンとのにおいの関係は?

「おりものが臭い?」原因は更年期に増えやすい、デリケートゾーンの雑菌だった【医師監修】

腸内細菌と腟の常在菌は連動している
デリケートゾーンのにおいの原因に腸内細菌とのバランスがありますが、どのような関係があるのでしょうか。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.