2021年4月22日 23:00
なぜ更年期はイライラする?今すぐできる改善策を医師がアドバイス!
ほんのささいなことで感情的に起こったり、怒鳴ってしまったり。若いときはこんなことなかったのにと、今度は落ち込んでしまったり。イライラばかりしていると、周囲の人との関係が崩れてしまうこともあります。そこで、更年期にはなざイライラしやすくなるのか、どうすれば改善するのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。
なぜ更年期にイライラしやすくなる?
更年期になると、以前は気にしなかったことやちょっとしたことにイライラしたり、怒りやすくなるなど、感情のコントロールが難しくなることがあります。
「それは、セロトニンというホルモンが不足しているため。セロトニンは、神経伝達物質の1つでストレスホルモンと言われるノルアドレナリンをコントロールし、精神を落ち着かせる効果があり、“幸せホルモン”とも呼ばれています。
セロトニンの生成には女性ホルモン(エストロゲン)が関わっています。更年期になり女性ホルモンが減少することにより、セロトニンが不足し、感情がコントロールできずイライラすることが増えるときがあります」(駒形先生)
セロトニン分泌を促す習慣は?
女性ホルモンの減少により、セロトニンは不足しがちになりますが、ちょっとした習慣で分泌を促すことができると駒形先生は言います。