2021年11月14日 23:10
「体温が35度台って低すぎ…?」更年期の不調は低体温も原因? 改善策は?【医師監修】
次に、改善方法を紹介します。
“温活”を心がけよう!
まったく良いことがない低体温。改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。
「低体温というだけで受診されても、西洋医学の薬で対応するのは難しいです。ただし、貧血や過多月経を伴う場合は鉄剤を処方するなど改善することがあるので、婦人科を受診してみてください。
貧血や過多月経がなく、なんとなく調子が悪いというときは、まずは体をできるだけ温めるようにしましょう。例えば入浴は、シャワーだけでなく浴槽につかる、なるべく体を動かす、足元を温める、体を温めるものを食べるなどです」(駒形先生)。
具体的にはどんな食品をとると良いのでしょうか。
「薬膳の考え方では血を補う、色が濃い食材をとると良いとされています。黒ごま、黒豆、プルーンなどの黒色食材、にんじん、トマトなどのビタミン類の多い赤色食材が一例です。ただし、あつあつの料理を食べ過ぎると体がバランスを取ろうとして冷えることがあるので気を付けて。
セルフケアをおこなっても改善されず、肩凝りや腰痛、頭痛など先に挙げた症状が長期間続く場合は、それぞれ専門の病院を受診しましょう」(駒形先生)。