2022年10月29日 08:10
何げないあの行動が原因に…まぶたがぼてっと下がってしまう「眼瞼下垂」って?【医師監修】
まぶたが重く目が開かなくなってきた、と思うことはありませんか? 物を見ようにもまぶたが開かず、苦労している方もいるのではないでしょうか。もしかしたらそれ、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」かもしれません。眼瞼下垂の原因や簡単にできるセルフチェック法などを眼科医の田辺直樹先生にお伺いしました。
教えてくれたのは…
監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)
日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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まぶたが下がるだけでうつになる?
原因はおでこの筋肉
眼瞼下垂とは、まぶたが垂れ下がる病気のことです。先天的にまぶたが下がっている人もいますが、多くは加齢や目の筋肉の衰えが原因なのだそう。
「眼瞼下垂は50〜60歳くらいに多い病気です。若いうちは目の筋肉がしっかりしているのですが、その筋肉が衰えてくる40代くらいから徐々にまぶたが下がってきてしまいます。