くらし情報『歯磨きしたら血が出る、口臭がある… 原因は歯周病? 対策はどうするの?【医師解説】』

2023年4月6日 02:10

歯磨きしたら血が出る、口臭がある… 原因は歯周病? 対策はどうするの?【医師解説】

そこに強い力でブラッシングしたり、硬すぎる歯ブラシで磨いたりすることで出血することがあります。その他、血液凝固剤の服用や血液の病気、糖尿病なども考えられます。

歯周病の原因は“細菌”と“力”

歯周病


歯周病の原因は“細菌”と“力”です。まず“細菌”ですが、口の中にはおよそ400~700種類の細菌が住んでいます。ブラッシングが十分でなかったり、糖分を過剰に摂取したりすると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、歯垢1mgの中には約10億個の細菌が住みつき、歯周病を引き起こす細菌が多く存在していると言われています。

この細菌により、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)まで炎症を引き起こしている状態が歯周病です。何も対策をしないでおくと、やがては歯を支えている骨を溶かして結果的に歯を失う原因になります。


次に“力”ですが、これはかみ合わせの不良のことです。過去の歯科治療で合っていない詰め物やかぶせ物があると、歯が均等にかみ合わずに歯ぐきや周囲の骨に過度な力がかかり、歯や歯周組織を損傷します。細菌に蝕まれた歯周組織が、かみ合わせが悪いとさらに悪化してしまうのです。

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