くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第34回 若い頃に加入した保険のお宝度をチェックする』

2013年7月25日 00:00

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第34回 若い頃に加入した保険のお宝度をチェックする

ひと昔前に比べて掛け捨てタイプの保険料は安くなっていますが、貯蓄タイプの生命保険の予定利率が低迷している今、保険の切り替えに抵抗を感じている方は多いようです。特にゼロ金利政策(1999年2月導入)以前に契約した保険の場合、現在取り扱われている保険よりも予定利率が1%以上高いものが多いため、解約するのに抵抗を感じるようです。 そのためらいに従い、既存の保険を掛け続けたほうがいいのか、それとも保険に貯蓄性を求めず乗り換えを決行したほうがいいのか。あなたの保険のお宝度をチェックする方法を紹介します。

目次

・予定利率とは何か
・預金等との比較は「返戻率」を参考にする

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第34回 若い頃に加入した保険のお宝度をチェックする

予定利率とは何か

あらかじめ理解していただきたいのは、「予定利率」と「実質利回り」はイコールではないということです。予定利率が1.5%の場合、実質利回りはそれより低くなるので、払い込んだ保険料と同額の資金を年利1.5%で運用したときと同じだけの満期保険金や解約返戻金がもらえるわけではありません。

予定利率は、将来の保険金や解約返戻金等の支払いに備えて、払い込んだ保険料の一部を純保険料として積み立てて運用する運用利回りのことです。あくまでも保険料の一部に対する運用利回りなので、実質利回りとはまったく違います。
どれくらい違うのか、ニッセイ基礎研究所のデータをもとに、実質利回りを計算してみましたのでご覧ください。

<表1:予定利率と実質利回りの違い>
30年満期の養老保険(満期保険金100万円)に30歳男性が加入したときの実質利回り
’表1:予定利率と実質利回りの違い’

※資料:ニッセイ基礎研究所(編)「生命保険の知識<新版>」日本経済新聞出版社。実質利回りは著者作成



新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.