2022年11月9日 10:00
世界的春画 鳥居清長「袖の巻」展示会、アンスティチュ・フランセ関西-京都にて11月23日より開催
この度、東京伝統木版画工芸協同組合(所在地:東京都文京区、理事長:高橋 由貴子)は、全12図からなる世界的春画と言われる鳥居清長「袖の巻」の復刻完成を記念し、2022年11月23日(水・祝)から12月2日(金)まで『世界的春画 鳥居清長「袖の巻」展示会』を開催します。
展示品:「羽織芸者」の一部
この展示会は東京・神楽坂で2022年9月末から1週間開催したところ、大変好評でした。この度、在京都フランス総領事のご協力のもと、フランス政府公式文化機関であるアンスティチュ・フランセ関西-京都にて展示会を開催できることとなりました。
鳥居清長は、写楽、北斎、広重と並び、六大浮世絵師の一人で、清長の春画が復刻されるのは初摺り以来初めてのことです。公開する「袖の巻」は、浮世絵にはめずらしい横長の画面を用いたレイアウトで、華美な装飾をなくしたシンプルな線描の美しさが特徴です。
東京伝統木版画工芸協同組合が春画木版画の高度な技術を次世代の職人に継承し、その文化を社会が正しく理解して享受することを目標に続けてきた復刻事業で、経済産業省による伝統的工芸品産業支援補助事業です。今回、江戸木版画の魅力を広くPRする展示会となりますので、宜しくお願い申し上げます。