2024年3月12日 10:30
地方で農業をやりたい若者が増加も、きつい肉体労働のイメージが 早起きも重労働も腰痛もない、低コストいちご栽培が評判
従来の少人数制のいちご栽培は、低コストだが手作業で一日10時間以上の長時間労働に耐えるか、およそ3倍のお金をかけて自動化するかのどちらかでした。
土工いちごは散水を自動化、給水量も自動制御しているため水やりの手作業はゼロ。また、いちごの収量を確保するには、いちご農家の90%が被害にあう鼠対策が必要です。通常は殺鼠剤を使用しますが、土工いちごはいちごポットを高位置に設置することにより鼠被害はありません。農家の半数が苦しむ腰痛のリスクからも解放されます。全ての機材はホームセンターから調達できるため、従来の3分の1のコストです。これらが評価され、2022年に国内特許として受理されました。
(※)特許第7121878号
椿産業栽培-ポットは高位置に設置
このシステムを開発した小松は造園技師、1級土木施工管理技士といった建設会社時代の資格と経験を生かし、全てをホームセンターから調達できるいちご栽培の仕組みを開発。
小学生のころから、家族農業を手伝い農業の楽しさを知る小松は、土工いちごを全国に広め、家庭菜園から本格的な農場まで、農業を通じて楽しいセカンドライフをおくる夫婦や、就農する若い担い手のサポートになればと考えています。