アニエスベー ギャラリー ブティックにおいて『Casablanca Chess Cafe』展を4月20日より開催

アニエスベー ギャラリー ブティックでは4月20日(土)から5月12日(日)まで、モロッコの写真家・ヨリヤス(本名：ヤシン・アラウイ・イスマイリ)の個展『Casablanca Chess Cafe』を開催します。


(C)Yoriyas(Yassine Alaoui Ismaili)

かつてプロのブレイクダンサーとして活躍し、2015年から写真家としてのキャリアを歩み始めたヨリヤスは、その独自の視点で国際的に高い評価を受け、近年ではニューヨーク・タイムズ紙が発表する注目すべきアーティストの一人として選ばれています。ダンサーおよび振付師としての背景に加え、数学とチェスへの深い関心が合わさり、複雑でありながらもバランスのとれた構成の作品を生み出しています。

本展では、7年以上にわたり継続しているプロジェクト「チェスの駒の痕跡」からの作品33点が展示されます。5歳から10代にかけてチェスに情熱を注いでいたものの、長い間その世界から遠ざかっていたヨリヤスは、カサブランカの中心にあるカフェで、チェスに興じる人々と出会い、かつての熱意を再び見出しました。様々な年齢や性別、社会的地位の人々が集まり、店の照明が消えた閉店後も、彼らは携帯の光を頼りにプレイを続けます。