2023年12月14日 20:00
「結婚はないな…」男性が一瞬で冷める「彼女がもっとも言ってはいけない一言」
まあ、別にいいか」
真っ白なクロスのかかったテーブルで、遼のスマホを凝視。履歴に、怪しいものはない。
でも、とにかく飲み代が多い。タクシー代も。手取りは70万円超えらしいけど、カードの請求額は50万円超え。家賃は20万円だって言ってた。もしかして、貯金全然ないんじゃない?
バルのあとは、ふたりで遼の家へ。酔っ払った遼は「結菜ちゃん、かわいい」とおしりをモミモミ、顎クイしてチュッ。
結菜は全然そんな気持ちになれない。
だって、リッツで結婚式挙げたいし、マイホームは品川あたりに欲しい。海外旅行にだって行きたいもん。子どもにだって、いい教育を受けさせたい。それなのに、全然貯金がないなんて。
「ねえ、遼くん。さっきの話なんだけど」
「ん?」
「遼くんって、貯金とかしてる?結菜、心配になっちゃって」
「…心配ってなに?」
「だってこれから結婚したら、いろいろお金、必要になるでしょ」
「そんないるもんか?結菜も全然貯金ないって言ってたよね」
「だって結菜は、手取り少ないもん」
上目遣いに甘えて言った。
「え。
俺の貯金頼みってこと?」
離れる手。冷めた顔。ああ、可愛く言えばなんでも許されるって思ってたのに!
【三松さんからのコメント】
結菜さん、お金目当ての本心を出しすぎましたね。