神秘と官能…12月22日「冬至」はイザナギラインと太古の恋に想いを馳せて
もしかしたら、日本最古のロマンスにも、現代の恋に通じるヒントがあるかも…ということで、『古事記』に描かれているイザナギ・イザナミの伝説をちょっとだけご紹介しますね。
◎二柱の神が一つに…男女の神髄
はるか昔、この世に天と地が生まれた頃。他の神々に国をつくりなさいと命ぜられた二柱は、まず日本の国土の原型(淤能碁呂島・おのごろしま)をつくり、そこに柱とお社を建てました。
そこでイザナギがイザナミに「お前の体はどうなっているか」と聞きます。イザナミは「私の体は欠けている」と答え、イザナギは「自分の体には余分なところがある、それで塞いで国をつくるのはどうか」と提案します。
なんて露骨…いえ官能的!欠けたところを余分なもので埋めることで二柱が一つの完全体となり、新たなものを創造する…これぞまさしく男女の真髄ではないですか!
◎プロポーズは男性からが吉?
次に、その柱の周りをイザナギは左回り、イザナミは右回りして、巡り合ったところで結婚の儀、ということにしたようです。
柱の向こう側で出会った瞬間、イザナミが思わず「まあ、なんていい男!」と言い、次いでイザナギが「ああ、なんて美しい乙女!」