マリッジブルーを乗り越えて、ふたりの絆を深める秘訣
友人カップルと立ち寄ったバーでのことです。店内のTVで「10代でデキ婚するカップルたち」というドキュメンタリーを放送していました。
一杯やりながらそれを見ていた女友だちが「他人事じゃないわね。そう言えば、デキ婚決まったのにマリッジブルーで結局破談っていう人、知り合いにいる」と語り、びっくりしたものです。
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このように「本当にこの人でいいの?」「二人で幸せになれる?」と考えてしまうのはここイタリアでも同じ。
とはいえ、持ち前の行動力で問題を乗りこえていく強さは見習うところが多いです。ここでは、幸せをつかんだカップルが実践した「結婚前のもやもやの吹き飛ばし方」をご紹介します。
■期間を決めて距離を置いてみる
大工の彼に自分からプロポーズした知人女性がいます。
婚約し、その後の段取りを決める時期になっても彼は「うーん」と首をひねるばかり。
披露宴の下見のため、あちこちレストランをはしごしてもイマイチな反応の彼をみて「人生の大事なシーンを、ちゃんと決められない人と結婚して本当に大丈夫なのか?」と不安になり、1か月間だけ距離を置くことにしたそうです。
「結婚したいのは自分だけで、彼はそうじゃないのかもしれない。愛情はあるの? とか、いろいろ考えたわよ」と語る彼女。
ひと月たって、彼が彼女の家を訪れ「話し合いたい」と持ちかけてきたとき「人の気も知らないで、アンタはいったいどうしたいのよ!」と彼女はブチ切れたそう。
しかし彼が「自分も主役になれる演出をしたい。君から聞いていたプランは花嫁ばっかりが主役で、内心おもしくなかった。でも、言い出せなくて」と本音を語ったとき、彼女は「二人の式なのに、自分ばかりが暴走していた」と反省しました。
あらためて、式のプランを考え直した二人は「披露宴で新郎の余興タイムをとる」ことに決めたそうです。
病院や老人ホームでマジックを披露するボランティアをやっていた彼は、当日見事なイリュージョンを披露し、会場は大盛りあがりでした。
「マリッジブルーになったとき、頭を冷やす時間を取れてよかった。お互い本音を出せなかったら、破談になってたかも」と彼女は苦笑いしていました。