刺激が少ない男性のほうが、結婚相手に向いているワケ【女30からのシアワセ道 vol.14】
「自分に刺激を与えてくれる、あるいは刺激を与えあえる人がいい」
オーバー30の女性たちに「結婚したい男性のタイプ」を聞いたところ、こんな答えをもらったことがあります。
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はたして「刺激」とはなんでしょうか。出会ったころのドキドキ感や、相手の知識や経験が自分より豊富なこと、または相手がサプライズ上手なことを「刺激」とするなら、刺激とは「異物」にほかなりません。
自分のなかにはない「異物」だからこそ、心を揺りうごかされたり、たかぶったりするのです。
■結婚に必要なのは価値観の共有
結婚という日常生活を送るなかで、必要かつ重要視しなければならない条件は、相手と価値観を共有できるかということです。なにかトラブルが起きたときに、話しあいができる環境をつくっておこうという約束も、これに含まれます。
ところが、刺激という「異物」を有する相手とは価値観が一致しないこともあるため、話しあいができる環境すらつくれない可能性があるのです。
これは、わたしが受けている恋愛相談のなかで、特に女性から多くよせられるお悩みのひとつでもあります。
メールでいただいた相談内容を読んでいるだけで「価値観が合っていない」という印象を受けます。意見をすりあわせようとすると、ケンカに発展してしまうこともあるようです。
そこでわたしはまず、いい方を変えてみるようお伝えしています。男性と女性では、同じ言葉でも受けとり方がことなるケースが多々あるからです。男性に寄りそうようないい方に変えて相手の反応を見てもらうのですが、うまくいかないケースがほとんどです。
「異物」を有する相手とは、物ごとに対する考え方が根本からあっていないことが多いからでしょう。結婚相手に刺激を求めているかぎり、悩みは解決されることはないということです。
くりかえしますが、生活に刺激という「異物」は不要です。
結婚すれば、刺激はいやでも夫婦の外部からもたらされるものだからです。