2019年12月23日 12:00|ウーマンエキサイト

別れてすぐ結婚した元カレのせいで傷心…。私の時間を返して!

「私と別れた後の元彼の1年」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんには職場に2年近く交際していた元カレがいますが、その彼が別の女性と「別れて1年も経たないうちに」結婚していたことに憤慨しています。

「そういうことが出来る神経の人と付き合っていた自分が許せなくなり、恥ずかしく、時間を返してほしいと思うこともある」「突然時が止まったように、苦しくなる」とつらい心境を吐露し、よくあることかもしれないが助けてほしい……とつづっています。

目次

・自分の本音を、丸ごと素直に認めてあげよう
・大人は「他人の恋愛」にそうそう踏み込まない
・いまは「自分の人生」だけに集中しよう

別れてすぐ結婚した元カレのせいで傷心…。私の時間を返して!

自分の本音を、丸ごと素直に認めてあげよう

人生では、別れの不条理を経験することがありますよね。ついこの間まで、「一緒をともにしようか」と話しあっていた相手が、あっという間に別の相手との人生を選んでいく――。気持ちが切り替わっていない側からすれば、受け入れがたいと感じて当然だと思います。

それでも、時間を巻き戻すことはできません。まずはトピ主さん自身の「苦しさ」を軽減する方法から考えていきましょう。
投稿内には、彼との交際に疲れきっていた、うんざりしていた、自分が許せない、恥ずかしい……といった否定的な記述が並びますが、本当にそう感じているならば、「そういう相手なら、結果的に別れてよかったのかも」「縁がないなら、他の誰と結婚しようが関係ない」と思えるのではないでしょうか。

上記のような気持ちも確かにあるのでしょうが、一方で、心の奥には「そんな彼でも好きだった、別れたくなかった」「私以外の女性を選んだことが悲しい」「彼と結婚したかった」といった気持ちもあるのではないでしょうか。それらをきちんと吐き出していないために苦しいのだろうと推測します。

自分の悲しみや本音を認められないでいると、なかなかその気持ちは癒やされません。彼や男性への恨みが残り、どこか投げやりな生き方になってしまう可能性もあります。そうならないためにも、まずは今の自分の気持ちや状況を全面的に許して、受け止めてあげてください。「別れてつらかったね」「他の女性を選んだことは寂しいよね」と自分で自分に言ってみるのもいいでしょう。「あー、つらい!かなしいなー!」などと声に出すだけでも、効果があると思います。


大人は「他人の恋愛」にそうそう踏み込まない

また投稿には、職場の先輩が開催した合コンで、彼は別の女性と知り合った……という説明も。「自分たちの交際を知っていた人間が、彼の幸せの味方をしたこと」にも傷ついている様子が伺えます。「先輩のせいで、彼は結婚してしまったじゃない!」と責めるような気持ちもあるのかもしれませんね。

学生時代にこのような出来事があれば、周囲の誰かが「〇〇ちゃんを傷つけるなんて最低!」と怒ってくれたかもしれません。でも大人になると、他人の恋愛には必要以上に踏み込まない人が大半です。もしかしたらその先輩も、彼のことを内心「変わり身の早い奴だな」と思ったかもしれませんが、だからといって、彼と一緒に遊ぶのをやめようと思う理由にはならなかったのでしょうし、あるいは自分が合コンに行きたくて適当に周りに声をかけただけ、ということもあるでしょう。

知り合ったのがどんなきっかけだったにしろ、結婚を決めたのは彼自身です。そのことをトピ主さんも頭では分かっているのでしょうが、先輩を憎んでも、残念ながらトピ主さんにとってプラスなことはひとつもありません。
世の中は自分の味方になってくれる人ばかりではないですが、トピ主さんにはきっと「ひどい男だね!」と共感してくれる友達もいるはず。まずは安心して話せる友人に頼ってみるのが一番だと思います。

いまは「自分の人生」だけに集中しよう

トピ主さんが「助かる」ために今後必要なことは、元カレも先輩も一切視野に入れず、とにかく“自分の人生”に集中すること。自分自身が笑顔で毎日を送れるようになることが、最重要ミッションです。「新しい恋人ができれば立ち直れる」と思うなら、仲良くなれそうな相手を積極的に探しに行きましょう。「そんな気力」はないと思うなら、旅行や趣味などに思いきり逃避してみてもいいし、仕事に没頭してキャリアアップにやりがいを見出してもいい。

あるいは、傷ついた気持ちに寄り添ってくれる作品などに頼ってみるのもおすすめです。一例を挙げるならば、映画化もされた『阪急電車』(有川浩著、幻冬舎)という物語には、社内の後輩女性に乗り換えた元婚約者の結婚式に、ウェディングドレスを着て乗り込む……という女性が登場します。
詳細は割愛しますが、彼女は最終的に行き場のない恨みから立ち直っていきます。作品を通じて誰かの生き様や言葉に共感したり、涙を流したりするなかで、心が優しく癒されていくことも期待できるでしょう。

本当に立ち直るまでには、まだまだ紆余曲折あるかもしれませんし、何か月も何年もかかるかもしれません。それでも、最終的に自分を助けられるのは自分しかいない、ということはぜひ忘れないでくださいね。友人や家族からは大いに優しさをもらうといいと思いますが、本当の意味でトピ主さんの心を立て直せるのは、トピ主さんしかいません。急がなくても大丈夫ですが、その事実をしっかり受け止められたとき、再び人生に良い流れが起こってくるのではないかと思います。応援しています。
(外山ゆひら)

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