2017年9月28日 11:30
【男から見た結婚のリアル】第2回 ブラック企業のしょ~もない上司もたまにはいいコトを言う
なんらかの努力をすることで、じぶんの人生や運命を変えることができる、というのは世間で、あまりによく言われていることですが、それがすべてではない。
たとえば「そういう発想があると知らなかった」ことが、人の運命を変えることもよくある話。
逆説的にいえば「そういう発想があると『知ってさえいれば』、運命は大きく変わる」ということ。
悔やんでいない元風俗嬢だって、大勢いるのにね
たとえば以前、小説を書くにあたって風俗嬢を取材したとき、ある風俗嬢は「風俗でバイトするという発想しかなかったから、風俗業界ではたらくようになった」と言いました。
人が風俗ではたらくことを検討しはじめるとき、それはたいてい、お金に超困ったときです。
話を聞かせてくださった24歳の大手メーカーの受付嬢も、お金がなかった。
いい大学を出ていようと、一部上場企業に就職していようと、若くして都内でひとり暮らしをし(オートロック付/バス・トイレ別/2階以上/駅近)、それなりに化粧品や洋服を買うと、どうしても毎月、お給料だけで生活するのがむずかしい。
誰に教わることなく、クレジットカードの支払いを、キャッシングでまかなうようになる。