2018年2月22日 11:00
―あのコの恋愛事情― #LINEの返事で恋の答えは見えるのか? 編
好きか嫌いかとかじゃなく。
■◇おわりに
「だから、愛美さんの彼も、好きとか嫌いがLINEに現れるタイプじゃないかもしれないですよ」最後の仕上げをしながら伝えてみる。「なんですか、その人」私と同じ感想を持ったらしい愛美さんが、なんとも困った顔をした。
「昭和風に言うと”シャイ”てやつですね」二人で大笑いする。人はどうしても「自分の価値観」を相手に押し付けがちだ。「好きだったらこうするはず」「大切ならこうしてくれるはず」。でも、好きとか嫌いの感情ってそんなに簡単なことではない。人には「想い」の他に「感情」もあって、想いと感情がイコールになることのほうが難しい気がする。
大切に思っているから大切だと伝えたいけれど、恥ずかしさが勝ってしまったり好きだから優しくしたいけれど、プライドが勝ってしまったり、甘えていたいけれど「かっこつけたい」自分が勝ってしまったり。
男の子って、小さなときから「女の子を守るぜ」て思ってしまうくらい、強い存在でいたい人が多くて、ヒーローでありたい人が多いせいか、想いも感情も行動も伴わない人が多いのかもしれない。ま、これも勝手な「思い込み」かもしれないけれど。
「LINEの返事だけじゃ、何も見えないってことですよ」