>そして最後に、「いまだかつてセックスで快感を得たことがない」というケースについても触れておきます。
アンジェリスは、性に対して解放的になれるかどうかは、親子関係が密接な関わりをもっていると話しています。
「親からセックスに対する否定的なプログラミングを受けて育った場合、意識的に性的魅力を感じない相手と恋をすることによってセックスを避けてしまうことがある。この場合は、自分自身のプログラミングを修正する必要があるだろう」
セックスは他人の体を自分の中へ受け入れる、とても親密な行為。単に相手の体やスタイルに問題があるといったことだけではなく、互いの生育環境も大きく影響してくるようです。
おわりにセックスは私たちの肉体だけでなく、知性や感情とも密接なつながりをもっているため、まさにその人自身を映す鏡ともいえるでしょう。
性行為を恋愛の一部ととらえるのであれば、相性が一致しているかどうかは、ふたりにとって重要な問題なのです。恥ずかしいからと言ってうやむやにせず、愛するパートナーときちんと話し合いの機会を設けてみるといいかもしれませんね。
参考文献:B・アンジェリス『好きな人に愛される人、愛されない人』三笠書房
(さとみん/ハウコレ)
「あ、好きだわ。」男性が恋に落ちる瞬間って?