相手の体を痛めつけることも多いSMは、そもそも危険なものです。相手がすでにある程度経験があればいいのですが、そうではない場合、予期しないアクシデントや失敗が起こることも少なくありません。それは多少刺激度が低めのソフトSMであっても同様です。今回はSMの愛好者が多く集まる現場に長年身を置く筆者が、これまでの経験をもとにSMやソフトSMで起こりがちな事故をご紹介します。
■1.強く縛りすぎて痺れる
特に縄や紐を使って縛る場合、この事故は頻繁に起こります。SMで相手を縛るときは本来、縄は6~8ミリ程度の太さのものを2本平行に重ねた状態で使用し、指1~2本がするっと通る程度のきつさで行なうもの。また結ぶのにも正しいやり方があります。こういった知識がない場合、必要以上にきつく縛ったり、結び目が締まってきたりして相手の体が痺れてきたり、最悪の場合神経を傷つけてしまったりすることがあります。
■2.叩いた痕がいつまでも残る
肌が弱い人の場合、叩いた痕がしばらく消えない場合があります。手のひらで叩くだけなら比較的短時間で消えるのですが、バージョンアップをはかって鞭などを使ってしまった場合は下手をすると数日残ります。