SMと一言でいっても、多様な好みがあります。拘束する・されるのが好き、辱める・辱められるのが好き、ちょっと痛くする・痛くされるのが好き・・・・・・など。しかし、内容は様々であっても、「目覚めたキッカケ」は共通していることが多く、愛好者から話を聞いていると既視感を覚えることも少なくありません。今回はSM愛好者が集まる現場に長年身を置く筆者が、彼らがSMに目覚めたキッカケについて特に多かったものをご紹介します。
■1.幼稚園・小学校低学年のときにいじめた、いじめられた
年齢問わず、圧倒的に多いのがこのタイプです。小学校高学年以上の陰湿ないじめではなく、時には殴り殴られることもあるようなコドモのケンカがきっかけでSMに目覚めてしまった・・・・・・という人は意外といます。特に筆者がよく聞くのが、「自分より体が大きかったり、気が強かったりする女の子に命令されて逆らえなかった」というM男性の体験です。その時はつらかったとしても、時間が経つにつれて甘美な思い出に変わっていくようです。
■2.時代劇の拷問シーンを見て
中年層~年配の方に多いのがこのキッカケ。昔の時代劇は拷問シーンをリアルに撮っているものが多く、「お縄にされ」