手軽な運動として人気のジョギング。でも、ジョギング慣れした人たちの中で本格的に走るほどではないし、ただ走り続けるのは苦手かも…と思っている人もいるのでは?
そんな人には、自然に囲まれた歴史スポットを巡りながら、自分のペースで走ってみるのはいかがでしょう。おすすめなのが、両国・清澄白河周辺。下町情緒が溢れ、少し離れたところにスカイツリーを見上げることもできる。
スタートはJR両国駅西口。駅前にあるのが、両国国技館。大相撲開催中は、色鮮やかな幟(のぼり)が立ち並び、とても賑やか。その国技館の北隣にあるのが「旧安田庭園」だ。
隅田川の水をひき、潮の干満を利用した回遊式庭園だ。赤色の橋が新緑の中に浮かびあがり、とても際立つ。
庭園を出たあとには、同じ道を戻り、両国駅を越え、まっすぐ南に向かうと、「回向院」が見えてくる。明暦の大火(1657年)で10万人以上の犠牲者を弔った寺。そこから、東方向の細い道を入っていくと、赤穂浪士の討入りで知られている「吉良邸跡」がある。中には、「御首級(みしるし)洗い井戸」や「吉良上野義央公座像」など。