「ケリング(KERING)」とカンヌ国際映画祭が2024年「ウーマン・イン・モーション」エマージング・タレント・アワードを、映画『タイガー・ストライプス』のマレーシア出身アマンダ・ネル・ユー監督に授与することになった。同賞は2019年以降、前年の受賞者が自身に続く有望な女性監督を選んでおり、今回は2023年の受賞者であるスイスのカルメン・ジャキエ監督が選出。同賞では次の映画プロジェクトの制作を支援する5万ユーロの助成金も贈られる。授賞式はカンヌで開催される「ウーマン・イン・モーション」オフィシャルディナーの場で行われ、NBCユニバーサル・スタジオ・グループ会長兼チーフ・コンテンツ・オフィサーのドナ・ラングレーが「ウーマン・イン・モーション」アワードを受賞。両賞は、「ケリング」の会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノー、カンヌ映画祭会長のイリス・ノブロック、カンヌ映画祭代表のティエリー・フレモーによって授与される。アマンダ・ネル・ユー監督は、「このような賞をいただけて大変光栄に思います。とても大胆なカルメン・ジャキエ監督にも心から感謝しています。『ウーマン・イン・モーション』にも感謝の意を表します」と、感謝をコメント。「自分の声を持ち、それを使って、自分にとって自由な方法で表現できるというのは本当にありがたいことだと思います。『タイガー・ストライプス』の製作に関わったすべての人たち、ビッグなタイガー・ファミリーのみんなにも感謝を。この映画は、私が今お話ししている自由と、そして私たちがもし、お互いをもっと愛し、受け入れ、耳を傾けることができれば、この世界で美しくぶっ飛んだ生き物になれる可能性を表していると思っています」と語った。『タイガー・ストライプス』また、カルメン・ジャキエはユー監督の選考理由について、「『タイガー・ストライプス』からほとばしる荒々しいエネルギーを発見したとき、私は喜びを感じるとともに、子どもの頃の奇妙で暴力的なおとぎ話を思い出しました。主人公の反抗的なパワーと、悲喜劇的な要素を含んだ演出のおかげで、アマンダ・ネル・ユーはいわゆる成長物語というジャンルを打ち壊し、歓喜に満ちた他に類のない映画を作り上げました」と評価。「映画とは創意を発揮し、また不遜さを見せるものであることを思い出させてくれた彼女にこの賞を贈ることができ、大変光栄です」と語っている。カンヌ国際映画祭とのパートナーシップが更新された今年、「ケリング」はジャキエ監督に敬意を表し、「ウーマン・イン・モーション」の公式ポスターに同氏を起用している。「ウーマン・イン・モーション」公式ポスター「ケリング」のコミットメントの中核にあるのはジェンダー平等。「ウーマン・イン・モーション」は、映画界の表舞台、そしてその裏側で活躍する女性たちの貢献、そしてより広く文化や芸術に対する女性たちの貢献を際立たせることを目的とする。2015年5月にケリングがカンヌ国際映画祭とのパートナーシップの一環として発足。その後、カンヌのオフィシャルプログラムに欠かせない存在となり、一連のイベントを通じて世界中でその取り組みの輪を広げている。毎年、カンヌで開催されるこのイニシアチブではインスピレーションあふれる人物や才能ある新進気鋭の女性たちを表彰している。エマージング・タレント・アワードは、映画界で活動する新人女性監督の制作活動を支援するために賞金5万ユーロを用意し、これまでにレイラ・ブジッド(チュニジア)、ガヤ・ジジ(シリア)、アイダ・パナハンデ(イラン)、マイサルーン・ハムード(パレスチナ)、カルラ・シモン(スペイン)、エヴァ・トロビッシュ(ドイツ)、マウラ・デルペロ(イタリア)、シャノン・マーフィ(オーストラリア)、ニンジャ・サイバーグ(スウェーデン)、カルメン・ジャキエ(スイス)の10人の将来有望な女性監督の活動に光を当て、支援してきた。一方、「ウーマン・イン・モーション」アワードは、映画界を代表する人物のキャリアと献身を評価するもので、これまでにジェーン・フォンダ(2015年)、スーザン・サランドンとジーナ・デイヴィス(2016年)、イザベル・ユペール(2017年)、パティ・ジェンキンス(2018年)、コン・リー(2019年)、サルマ・ハエック・ピノー(2021年)、ヴィオラ・ディヴィス(2022年)、そしてミシェル・ヨー(2023年)が選ばれ、2024年はドナ・ラングレーの受賞が決定している。アマンダ・ネル・ユー監督とは…マレーシアのクアラルンプールを拠点に活動する映画監督。長編デビュー作『タイガー・ストライプス』は2023年カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞し、カンヌ映画祭でプレミア上映された初のマレーシア人女性監督作品、またカンヌ映画祭で最高賞を受賞した初のマレーシア映画となった。2023年のアカデミー賞マレーシア代表作品でもある。ロンドン・フィルム・スクールで映画制作の修士号を取得し、ベルリナーレ・タレンツ、タレンツ・トーキョー、ロカルノ・フィルムメーカーズ・アカデミーを修了。短編映画『It's Easier to Raise Cattle』(原題)はヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、クレルモン=フェラン国際短編映画祭ではスペシャルメンションを受賞。東南アジアの文化的背景の中で、女性の身体とアイデンティティを探求する作品に取り組んでいる。第77回カンヌ国際映画祭は現地時間5月14日(火)~25日(土)開催。(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』でローハンの王、セオデンを演じたバーナード・ヒルが、5日朝(現地時間)に亡くなった。79歳だった。「Deadline」によると、バーナードは4日&5日にリバプールで開催されたコミコンに、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのキャストと出演予定だった。しかし、出演前日の3日に参加を辞退していたという。イライジャ・ウッド(フロド役)、ショーン・アスティン(サム役)、ビリー・ボイド(ピピン役)、ドミニク・モナハン(メリー役)のホビット役の4人は、コミコンの舞台上でバーナードが亡くなったことを観客に伝え、彼を追悼した。ビリーは「(『ロード・オブ・ザ・リング』の)映画を観ている時に、ドミニクに言ったんだ。バーナードほど素晴らしく(原作者の)トールキンの言葉を伝えられる人はいないってね」とバーナードを称賛。ショーンは「ぼくたちは彼のことが大好きだった。大胆で、おもしろくて、ぶっきらぼうで怒りっぽくて、美しい彼のことが」と懐かしんだ。イライジャはXで「さようなら、ぼくらの友人、ぼくらの王、バーナード・ヒル。決してあなたのことを忘れません」と別れのメッセージを送り、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン役)が撮影したというバーナードの写真を添えた。また、トールキンの原作小説から「彼は寛大な心を持ち、偉大な王であり、誓いを守り続けた。彼は影の中から立ち上がり、最後の快晴の朝を迎えたのだ」という文章を引用した。ファンから「美しい追悼メッセージ」「偉大な役を偉大な彼が演じてくれてよかった」「王よ、安らかにお眠りください」などのコメントが寄せられている。(賀来比呂美)■関連作品:ロード・オブ・ザ・リング 2022年9月16日より全国にて公開©2022 WBPI TM & © The Saul Zaentz Co.
2024年05月07日イーサン・コーエン監督の最新作、予測不能なノンストップ・ロードムービー『ドライブアウェイ・ドールズ』から、映画の魅力についてイーサン監督と脚本・製作のトリシア・クック夫妻が1分で映画の魅力を解説する特別映像が解禁された。本作は、ガールフレンドと破局したことを嘆く自由奔放なジェイミー(マーガレット・クアリー)と、堅物で自分の殻を破れずにいる友人のマリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)が、日々の生活に行き詰まりを感じ、気分転換に行き当たりばったりのドライブ旅行に出かけることになるというストーリー。これまで、兄のジョエルと組み“コーエン兄弟”として数々の独特な作品を生み出し、高い評価と人気を獲得してきたイーサン。トリシアとタッグを組んだ作品には、ドキュメンタリー『JERRY LEE LEWIS:TROUBLE IN MIND』(原題)がある。お互いにアイディアを言い合いながら製作したという今回の『ドライブアウェイ・ドールズ』は、クリエイターとして、人生のパートナーとして長年築いた関係の賜物だ。「この映画がポップでハチャメチャな映画になることはわかっていた。それがこの映画の本質なんだ」と語るイーサン。2人の執筆過程は、アウトラインや世界観づくりにこだわらない自由なスタイルで、それはイーサンがこれまでずっと採用してきたやり方だと言う。トリシアは、「書いていて楽しいと思えるアイディアを考えた。この映画を観た人が“こんな映画観たことない”と思ってくれることを願っている」と言い、楽しまないと何事も上手くいかないというポジティブ精神が、観る者をワクワクさせる作品づくりに繋がると話す。トリシアとの関係についてイーサンは、「自分と兄(ジョエル・コーエン)のようだ」と言う。2人の繊細な感覚が融合し、コーエン兄弟のこれまでの作品を彷彿させつつも新鮮な側面を感じさせる、オフビートで楽しい作品となった。さらに、「楽しい映画に出会うと何でも手に入れたような感じがする。その気持ちが映画を持続させるんだ。前進し続けることはいいこと」と、映画製作の秘訣を明かす場面も明かしている。『ドライブアウェイ・ドールズ』は6月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ドライブアウェイ・ドールズ 2024年6月7日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2023 Focus Features. LLC.
2024年05月07日ジェームズ・ガン監督がメガホンを取る『Superman(原題)』より、スーパーマンに扮したデヴィッド・コレンスウェットのファーストルック画像をSNSで初公開した。スーパーマンのスーツに身を包み、椅子に座ってやや険しい表情で赤いブーツを履くデヴィッド。スーツの胸元は汚れているように見える。果たして何を意味しているのだろうか。窓の外ではメトロポリスであろう街に危機が迫っていることがうかがえる。今年2月に撮影が始まった本作。3月にはスーパーマンスーツを着用しているデヴィッドの画像がインターネット上に流出したが、ガン監督はスレッズで細工されたフェイク画像であることを主張していた。ガン監督はこれまでにも様々なうわさについて語るプラットフォームとして、スレッズを愛用している。今回もファーストルック画像と共に、「これは撮影現場でジェス・ミリオによって撮影されたものです。完全にカメラで撮ったものです」と細工や修正なしの写真であることを強調している。『Superman』にはデヴィッドのほか、レイチェル・ブロズナハン(ロイス・レイン役)、ニコラス・ホルト(レックス・ルーサー役)らが出演する。2025年7月11日全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年05月07日東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」の6月6日(木)のグランドオープンに先駆け、5月7日(火)、新エリア全体を報道陣に公開。ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナとエルサもお祝いに駆け付けた。新エリア「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」がテーマだ。ディズニー映画を題材とした3つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、先日メディアにも公開された1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される広大なエリアだ。東京ディズニーシーのロストリバーデルタとアラビアンコーストの間を抜けた先に広がる同エリア内には、映画のキャラクターをかたどったロックアートがある魔法の泉がゲストを出迎えるほか、映画の世界が感じられる4つのアトラクション、レストランや商品施設などがあり、ディズニーファンタジーの世界へ誘っていく。この「ファンタジースプリングス」への入場および「ファンタジースプリングス」内の対象アトラクションの利用には、対象アトラクションの「スタンバイパス」(無料)または「ディズニー・プレミアアクセス」(有料)の取得が必要となる。詳細は公式サイトで確認のこと。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日5月6日(現地時間)、ファッションの祭典メットガラがメトロポリタン美術館で開催された。今年、同美術館で行われる特別展覧会のテーマは「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(直訳:眠れる美女たち 再び目を覚ますファッション)」で、メットガラのドレスコードは「ガーデン・オブ・タイム」。共同議長に選ばれたゼンデイヤ、ジェニファー・ロペス、クリス・ヘムズワース、バッド・バニーや著名セレブたちが、テーマに合わせた思い思いの衣装を身に着けて会場入りした。中でも注目を浴びたのは、ファッションアイコンとして名高いゼンデイヤだった。ネイビーとダークグリーンを基調とした「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のクジャクを連想させるドレスで圧倒し、神々しさを放った。デザインはジョン・ガリアーノが担当。Photo by Marleen Moise/Getty Imagesさらに驚かせたのは、衣装替えがあったことだ。2着目のドレスは、約30年前に「ジバンシィ(Givench)」のデザイナーを務めていたガリアーノがデザインした黒のボールガウン。巨大な花束モチーフのヘッドピースも目を引いた。Photo by Kevin Mazur/MG24/Getty Images for The Met Museum/Vogueゼンデイヤのほか、ベストドレッサーとして名前が挙がっているのはサラ・ジェシカ・パーカー(「リチャード・クイン(Richard Quinn)」)、ジジ・ハディッド(「トム・ブラウン(THOM BROWNE)」)、アリアナ・グランデ(「ロエベ(LOEWE)」)、ペネロペ・クルス(「シャネル(CHANEL)」)、レベッカ・ホール(「ダニエル・フランケル(Danielle Frankel)」)、ニコール・キッドマン(「バレンシアガ(BALENCIAGA)」)ら。ドレスコードの「ガーデン・オブ・タイム」に合わせて全体的に植物をモチーフとした衣装を着用している参加者が多かった。(賀来比呂美)
2024年05月07日のん主演で、若林稔弥による4コママンガ「幸せカナコの殺し屋生活」(星海社COMICS)が実写ドラマ化。藤ヶ谷太輔を共演に迎え、DMM TVにて今冬、独占配信する。今回、実写ドラマ化が決定した「幸せカナコの殺し屋生活」は、上司からのパワハラに耐え切れずブラック企業を退職した西野カナコが、待遇の良さに魅了され、殺し屋に入社。その“事業内容”にためらいながらも隠れた才能を開花させ、凄腕の殺し屋へと成長していくコメディで、読者からは「自己肯定感を取り戻していくカナコに元気をもらった」「日々のフラストレーションから解放される!」「ほっこりする殺し屋マンガ」などの声が上がり、大バズりしている人気作。「幸せカナコの殺し屋生活」©若林稔弥/星海社カナコが狙うのはヤクザの親分や巨大犯罪組織などではなく、私たちの身近にも存在する“理不尽”。ブラック企業のOLとして数々の理不尽な経験をしてきたカナコが依頼人に寄り添い、パワハラ上司、悪質クレーマーなどをターゲットにし、日々の疲れやストレスをスカッと吹き飛ばしてくれる痛快なストーリー展開が見どころとなっている。ブラック企業から超ホワイト待遇な殺し屋に転職する奇想天外な主人公、西野カナコを演じるのは、アクション作品初挑戦となるのん。「私はコメディ作品が大好きで率先してそのような作品に出てきましたが、今作のようなシニカルなコメディに参加するのは初めてです。自分の中では新たなチャレンジだと感じています!」と語る。のんそして、不愛想で基本「殺すぞ」しか言わないが、常にカナコを心配し見守る殺し屋の相棒・桜井役には藤ヶ谷太輔が決定。「のんさんと良いバディになれるよう、チーム一丸となり、面白いブラックコメディをしっかりお届けできるよう頑張ります」と意気込みを語っている。また、メガホンを握るのは『映画 おそ松さん』『東京リベンジャーズ』などを手掛けた日本のアクションコメディの旗手、英勉監督。「のんさんと藤ヶ谷さんにカナコと桜井をおねがいできるなんて、やる気に燃えてます。メラメラメラメラポメラニアン」と個性的なキャラクターを演じる2人への期待を感じるコメントを寄せた。そのほか、カナコを殺しの天才であることを見抜いた社長や、何も知らずにカナコにひと目惚れしてしまう刑事など、ストーリーを盛り上げるキャラクターも次々登場。最強のキャストとスタッフによる、全く新しいアクションコメディが誕生する。併せて解禁された撮り下ろし写真は、のんさんがカナコのように様々な表情をしているのに対し、藤ヶ谷さんが桜井のように終始クールな表情になっており、作品世界観を表現しているカットとなっている。なお撮影は今年の6月より開始される予定となっている。メインキャスト&スタッフよりコメントが到着《西野カナコ役:のん コメント》・撮影に向けての意気込みを伺わせてください。私はコメディ作品が大好きで率先してそのような作品に出てきましたが、今作のようなシニカルなコメディに参加するのは初めてです。自分の中では新たなチャレンジだと感じています。コメディとガチアクションを行き来する大変な撮影となりますが、どちらのジャンルも大好きなので嬉しいです。殺し屋という職業をおかしみで以て表現するので、なかなか難しい課題だぞ…と内心ハラハラしています。このお話をいただいた時のときめきを忘れずに、作品の持つ娯楽性とテーマが観てくださる方達にしっかりと伝わり、そして思いっきり楽しんでもらえるように全力を尽くしたいと思います。桜井役の藤ヶ谷太輔さん、英勉監督と撮影するのがとても楽しみです。・脚本を読んでの感想はいかがでしたか?若林稔弥先生原作のギャグ要素、仕事への葛藤やテーマを活かしながら、アクションシーンを膨らませているのがとても面白くてワクワクしました。パワハラ上司のいる会社を辞めて出会った殺し屋がホワイト企業だった、という設定が面白い。若林先生が描いたポップな世界観で成り立っていたブラックユーモアを、実写の生々しさを超えて表現できるだろうか?この面白さが伝わるようにやり切れるのだろうか?とドキドキもしています。観る人の心をスカッとさせるストーリーの面白さを伝えられるよう頑張ります。・自分が演じるキャラクターについての感想を伺わせてください。この作品は楽しいシーンやスカッとするシーンが待っていますが、私が演じさせていただくカナコは仕事について、日常生活について、自分のあり方について様々な問題に直面してちゃんと葛藤します。それでも殺し屋の仕事に生きがいを見つけ、突っ走っていく様には勇気づけられエネルギーをもらえます。少し不思議な感覚です。自分の為にもしくは人の為に生きるとは何か?を突きつけられるカナコの殺し屋生活を、思いっきり爽快に演じたいと思います。《桜井役:藤ヶ谷太輔 コメント》・脚本を読んでの感想はいかがでしたか?CGをたくさん使いながらの、とても面白いブラックコメディの世界観でした。どうなるのか撮影がすごく楽しみです。僕自身ブラックコメディはあまり経験がないので、とても楽しみにしています。のんさんと良いバディになれるよう、チーム一丸となり、面白いブラックコメディをしっかりお届けできるよう頑張ります。・自分が演じるキャラクターについての感想を伺わせてください。桜井という殺し屋の役です。セリフがほとんど「殺すぞ」のみで表現しないといけないのが大変そうではありますが、監督を頼りながらしっかりと機微を表現できるように構築していけたらなと思っております。・アクションシーンへの意気込みを聞かせてください。絶賛練習中です!早く上手くなりたい!その一心でレッスンをしています。しっかりと集中して、行けるところまで頑張ります。《監督:英勉 コメント》のんさんと藤ヶ谷さんにカナコと桜井をおねがいできるなんて、やる気に燃えてます。メラメラメラメラポメラニアン《原作:若林稔弥 コメント》仕事で疲れて帰ってきて、何かやりたいこととかあったはずなのに、そんな気力は無く、かといってすぐ寝るのももったいなくて、ダラダラSNSを眺めて消耗している……。そんな僕やあなたのために描いた漫画です!! 世の中の理不尽を!! 怒りを!! 悲しみを!! そしてそんなものばかり眺めてイライラしてる自分を!! ぶっ殺すために描いた漫画です!!それがこんな、素敵な方々にドラマにしていただけるだなんて……!!働くみなさんの癒しになりますように!! よろしくお願いします!!「幸せカナコの殺し屋生活」は今冬、DMM TVにて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日『余命10年』の藤井道人監督初の国際プロジェクトとなる日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』。いま、映画界を牽引する監督として最も注目される藤井監督の演出方法について、初タッグを組んだシュー・グァンハンと黒木瞳が語った。世界最速で公開した台湾では、今年公開された台湾映画(合作含む)でナンバー1大ヒットを記録。ベトナムでも、先行上映を含む10日間ですでに30万人動員を突破し歴代日本映画実写第1位を記録するなど、先んじて公開を迎えているアジア各地でロケットスタートを切っている本作。今後も韓国、カンボジアなど10以上のアジア各国・各地、中国大陸で劇場公開が決まっている。そんな本作でアミ(清原果耶)の母親を演じた黒木さんは、「藤井監督の作品はとても好きで全て拝見しています。いつかご一緒できたらいいなと思っていたので遂に夢が叶い、大変興奮しました」と藤井作品への参加は夢であったと語る。さらに「今までは藤井監督の作品を観ると、どんな風に演出をされているんだろうと一視聴者として気になっていました。初めて撮られる側になって、登場人物の細やかな心情を優しい言葉で伝える監督の的確かつ繊細な演出を受けてとても刺激的でした」と語る。また、世界中を賑わしているアジア俳優のシュー・グァンハンも「本作で監督から『このシーンは深夜の雰囲気が必要』や『ここで目を開けた時は生まれたばかりの赤ちゃんのようであって欲しい』など抽象的な演出を受けることがありました」と打ち明ける。「このような演出方法は私も初めてでしたが、とても心地よいものでした。俳優に想像する空間を与え、自分が撮りたいものを伝えつつも俳優に力を発揮する機会を与えてくださいました。こだわりと想像力のある監督です」と藤井監督の独特な演出方法に感銘を受けた様子だ。そんな藤井監督のこだわりの演出が詰まった本作が描くのは、1人の男の人生の物語。グァンハン演じる台湾の青年ジミーと、清原果耶演じる日本人バックパッカーのアミは18年前の台湾を舞台に初恋に落ちる。しかし、アミはジミーに伝えていない“ある秘密”を抱えていた。アミの帰国により突如として幕を閉じることになった青春のひと時。別れ際に2人は“ある約束”を交わし離れ離れに。それから18年の時を経た現在。ジミーはあの日結んだアミとの約束を果たすために、アミの故郷を目指す旅に出る。彼女とのかけがえのない日々の記憶を拾い集める道中で、松重豊演じる中里や、黒木さん演じる裕子と出会うことでジミーはアミが隠していた“ある想い”を知ることになる――。数々のヒット作品を手掛けてきた藤井監督が、日台の実力派俳優たちと共に送り出す〈意欲作〉。日本と台湾の壮大で美しい風景と、18年前と現在という時代を鮮やかに映し出した切なくも美しいラブストーリーが完成した。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月07日月9ドラマ「366日」の5話が5月6日放送。紗衣の正体はかつて遥斗が「助けた女性」!?…「罪悪感で苦しんだんだろな」「モヤモヤする動きするなあ」など紗衣の行動に多くの視聴者からコメントが集まっている。「HY」の名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルラブストーリーが展開する本作。高校時代から想ってきた遥斗が事故で意識不明となった雪平明日香を広瀬さんが演じるほか、明日香との初デートを前に転落事故に遭ってしまった水野遥斗には眞栄田郷敦。明日香の親友で結婚するつもりだった男性に妻がいた下田莉子に長濱ねる。社会人野球の道に進むも厳しい状況にある小川智也に坂東龍汰。明日香たちの友人で外資系コンサルタント会社に勤務している吉幡和樹に綱啓永。地元の大学を卒業してウェブデザイナーをしている遥斗の妹・花音に中田青渚。なぜか遥斗の出身を知っていた城坂記念病院の看護師・宮辺紗衣に夏子。遥斗を担当する城坂記念病院の脳神経外科医・池沢友里に和久井映見。明日香が働くオカベ音楽教室に通う静原吾朗に前田公輝。遥斗の母・智津子には戸田菜穂。遥斗の父・輝彦には北村一輝といった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回のラストで遥斗の意識が戻る。しかし遥斗は高次脳機能障害で、日常生活の動作が上手くできず記憶も失っていた。そんな遥斗を賢明に支える明日香は病室のコップに一輪の花が生けられていることに気づく。遥斗に聞いてみると「あの子。いつも来る」とだけ答え、花を持ってきたのは遥斗が助けた少年、阿久津翔(中村羽叶)だった…というのが今回のストーリー。なぜか遥斗の出身地を知っていた看護師の紗衣。視聴者からは遥斗の元カノなのでは?といった予想も上がるなか、今回莉子が高校時代、遥斗が駅で痴漢に遭った隣の高校の子を助け大事な試合に遅れたというエピソードを話すシーンが流れ、SNSには「助けた女子高生があの看護師だったりして?!」「痴漢で助けた女の子があの看護師さんかな」などの投稿が続出。さらに遥斗の名札を持っている場面も描かれており、彼女が過去の遥斗と関わりを持っているのは確実でSNSでは「自分のせいで試合負けちゃった罪悪感で苦しんだんだろな」といった声が上がる一方、「看護師は昔助けられた子っぽいけどモヤモヤする動きするなあ」といった反応もあり、紗衣の行動にSNSでは賛否両論が巻き起こっている。ラストではリハビリの成果である程度身体が動かせるようになった遥斗が父・輝彦とキャッチボールをするなかで記憶がよみがえる展開に…「お父さんとキャッチボールして思い出すとかもう泣けるよ」「キャッチボールのシーン。全米より泣いた」「記憶が薄れていても、身体が覚えている。そこから脳が良くなってくれればうれしい」など、遥斗の記憶が回復したことに視聴者からも感動のメッセージが寄せられている。【第6話あらすじ】遥斗が思い出したのは中学生までの記憶だった。友里は最近の記憶を取り戻すどうかは現時点では何とも言えないと告げ、徐々に遥斗を普通の生活に戻すようアドバイス、一時帰宅の準備が始まる。明日香は智也、莉子と遥斗に携帯電話の使い方を教える。ふと、遥斗は明日香に「ごめん、思い出せなくて」と謝る…。「366日」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年05月07日杉咲花が記憶障害の脳外科医を演じる「アンメットある脳外科医の日記」の4話が5月6日に放送。ミヤビとの過去を思い出す綾野の浮かべた表情に「切ない」や「良すぎる」の声が上がっている。モーニングで連載中の同名漫画を原作とする本作は、記憶障害を持つ脳外科医の物語。丘陵セントラル病院で脳外科医として働く川内ミヤビを杉咲花、同僚で忘れられた婚約者の三瓶友治を若葉竜也、救急部長の星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、関東医科大学病院・脳外科医の綾野楓を岡山天音、楓の婚約者でグループ会長の孫・西島麻衣を生田絵梨花、会長の西島秀雄を酒向芳、ミヤビの主治医で関東医科大学病院の脳外科教授・大迫紘一を井浦新が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。三瓶(若葉竜也)が検査した結果、ミヤビ(杉咲花)の脳には、これほど重度の記憶障害が残るような大きな損傷は見当たらないことがわかる。しかし、ミヤビから相談を受けた大迫(井浦新)は三瓶の見立てが間違っていると指摘。三瓶のことを「危険な医者」だと言い放つのだった。検査結果に納得できない三瓶は後日、ミヤビのカルテをこの目で確認しようと大迫の元を訪ねるが、秘書の麻衣(生田絵梨花)から大迫は終日不在だと言われる。あきらめて帰ろうとした三瓶は、院内で入院患者らしき7歳の少年に遭遇。この少年の手術が、三瓶と大迫が激しく対立する引き金になっていく。一方、ミヤビはロボット工学研究者の加瀬誠(前原瑞樹)を担当することに。加瀬は破裂の恐れのある動脈瘤が脳に見つかった患者。脳動脈瘤が破裂するリスクは年間1%程度だが、破裂すれば重度の障害が残るか、最悪は死に至る。しかし手術をすれば4~10%の確率で後遺症が残る。確率論での過酷な選択を突きつけられ、妻と幼い子を養う加瀬は葛藤。ミヤビはそんな加瀬に根気よく寄り添い、最善の治療を行うために大迫に紹介されたカテーテル専門医・綾野(岡山天音)に相談し――というのが4話の展開。綾野による加瀬のカテーテル手術が無事に終わる。かつてミヤビに想いを寄せていたと思われる綾野。手術後、ミヤビに缶コーヒーを差し出され、過去にも同じことがあったと思い出すシーンに「飲み物をどっちにする?と聞かれて、思い出した昔の気持ちを封じるように立ち去る綾野先生が良すぎる」や「最後の缶コーヒーのシーンも切なくて良き」、「缶コーヒーのシーンの泣きそうな岡山天音の表情と声せつなかった…過去に何があったのー!」などの声が。また、綾野は自分との婚約を麻衣(生田絵梨花)も政略結婚と思っていると思い込んでいたが、実は麻衣は綾野のことが好き。そのため、麻依はミヤビのことを敵視していた。綾野は麻依との結婚の条件として論文を完成させるように言われていたが、今回の加瀬の手術は、ふたりを早く結婚させようと会長によってお膳立てされたものだった。そんな会長が4話の最後で「川内先生だっけ?万が一にも記憶が戻ってもらっちゃ困るよ」と言い、大迫も「承知してます」と返すシーンが。ミヤビの記憶障害に関する謎が深まる展開に「会長と教授はミヤビの記憶が戻らないように操作している?三瓶がMRIで原因が見つけられなかったということは、教授が定期検診の際になにかしているってこと?」や「西島会長に都合の悪いことをみやびちゃんは知ってたのか?それを大迫先生が思い出せないようにしてる?」などの声が上がっている。【第5話あらすじ】寺の住職・成海(三宅弘城)が、読経中に意識を失い運び込まれてくる。検査の結果“もやもや病”が見つかり、治療後も脳梗塞や脳出血を引き起こす可能性をはらんでいることから、主治医のミヤビ(杉咲花)は、今後、お勤めは一切やめるよう宣告。それは事実上の引退勧告だった。早速、成海の手術が行われることになり、三瓶(若葉竜也)はミヤビを術者に指名。しかし、もやもや病の血管は細く、手術の難易度も高いため、ミヤビは今の自分にはまだ無理だと反論。「川内先生ならできます」と言う三瓶だが、ミヤビは麻衣(生田絵梨花)から「三瓶先生のことは、あんまり信用しないほうがいい」と言われたことが胸の奥に引っ掛かっていた。一方、全科で専門医レベルを目指す星前(千葉雄大)は、自分にも脳外科の手術をさせてほしいと三瓶に頼むも、あっさり断られる。星前は、自分の専門以外の知識がない医者を「専門バカ」と呼び、それによって困る患者をひとりでも減らしたいと思っていたが、三瓶と対立。相容れない2人の間には嫌な空気が漂うが、実は星前の高い志の裏にはある理由が隠されていて――。「アンメットある脳外科医の日記」は毎週月曜22時~カンテレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日カンテレ・フジテレビ系7月期の月10ドラマは、杉野遥亮主演の山岳医療ドラマ「マウンテンドクター」を放送。大森南朋が先輩役で出演することも分かった。本作は、長野県松本市を舞台に、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、様々な思いを抱えた山岳医や患者と触れ合い、現実と向き合いながら成長していく様子を描く完全オリジナル作品。“山岳医療”とは、山で起こりうる病気とケガを治療する医療。そして、“山の知識”と“医療知識”の双方に長けた医師を“山岳医”と呼ぶ。本作は、山岳医たちの思いのぶつかり合いを通して、山岳医療の課題と未来を描き提示する、新しい医療ドラマとなる。杉野さん演じる、信濃総合病院に赴任してきた青年医師・宮本歩は、整形外科医と並行して、“山岳診療科”の兼務を命じられる。故郷の長野県に戻ってきた歩は、小さいころから身近にあり大好きだったはずの山へ、ある思いを抱え続けている。医師としてはこれといった目標もなく、志も低めだったが、山岳医療チームで過ごす中で少しずつ成長していく。杉野さんは「楽しみながら、僕も成長していきたいです」と意気込み、役については「バックボーンも含めて、歩はすごく繊細な人。それでも前に進もうとする姿から勇気を与えられたら、ちょっとした希望になれたらいいなと思っています。愛される魅力的なキャラクターとして演じたいです」とコメント。見どころについても「個人的には、僕が演じる宮本歩はさっそく1話から成長するので、ぜひ着目していただきたいです」とアピールした。そして、歩が赴任する病院の循環器内科医として働く江森岳人役で大森さんが出演。国際山岳医としての資格を取得し、海外での活動経験もある山岳医で、山岳医療に詳しいからこそ、医師が安易に山に行くことに慎重で、山での負傷者・疾病者は迅速な救助ののち設備の整った病院で治療すべきだという信念を持っている。しかし、歩とぶつかり合いながらも、自身も抱える過去のトラウマを乗り越えようとしていく。撮影の様子について大森さんは「長野でのロケは、やっぱり空気が違って本当に気持ち良いです。山が連なっているのを実際に見ながらお芝居をさせていただけるので、気持ちにもリアリティーや力強さがでてくると思うので、すごくありがたい環境の中で演じさせていただいています」と明かし、杉野さんについては「これまでもご一緒しているので、色々と分かっているところもあるのですが、すごく可愛いです(笑)。ただ、可愛いだけではなくて、芝居の部分でぐいっと立たせてくれるので、すごく頼もしくもあります。これからもそんな場面をたくさん見させてもらえるのかと思うとすごく楽しみです。ただ、現場にいるときは、とにかく、すごく可愛いです」と印象を語っている。登山シーズンには、多くの観光客・登山者で賑わう長野県の山岳地帯。西側には、本州の背骨とも呼ばれる3,000m級の山々が連なる険しい北アルプスが連なり、東側には、風光明媚な浅間連峰や筑摩山地が広がる。そんな大自然の美しさがつまった場所でロケも行われる。大自然が舞台だからこそ生まれる、リアリティーとスケール感に注目だ。「マウンテンドクター」は7月8日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日ブラムハウス製作の新作ホラー『ナイトスイム』より本編映像が解禁された。本作は、プール付きの物件を購入したウォーラー一家が自宅プールに現れる不気味な声や怪しい人影によって恐怖に襲われる様子を描くホラー映画。そんなウォーラー一家で思春期の娘イジー(アメリ・ホーファーレ)と怯弱な息子エリオット(ギャヴィン・ウォーレン)の2人を母として温かく包み込み、現役復帰を夢見る元メジャーリーガーで夫のレイ(ワイアット・ラッセル)を妻として支えるイヴを熱演したのは、ケリー・コンドン。声を聴けば、マーベル作品で長年演じてきたトニー・スターク/アイアンマンをサポートするAIのF.R.I.D.A.Y.と分かる方もいるのではないだろうか。ほかにも、ドラマシリーズ「ベター・コール・ソウル」や『スリー・ビルボード』で俳優としてのキャリアを着実に積み、『イニシェリン島の精霊』ではコリン・ファレル演じる主人公の妹を好演。アイルランド生まれであるケリーの真骨頂が発揮され、第95回アカデミー賞では助演女優賞にノミネートを果たしている。そんな彼女は幼少時に水泳選手として活躍していた異色の経歴の持ち主。本作の監督を務めたブライス・マクガイアは「僕に会う前に海で1マイル(約1.6キロメートル)泳いできたと彼女に言われたんだ。今日は悪くない日だと思ったよ」と最初の出会いについてふり返る。続けて、「イヴ役には特に映画の後半、大多数の人には不可能なきつい水中撮影が伴うからね。ケリーはものすごくタフで身体能力の高い俳優だ。彼女がカメラの前に立つと、必ず特別なことが起こる。僕とこの映画を後押ししてくれたし、本編での彼女は本当に素晴らしいんだ」と彼女だからこそ表現することのできた水中での撮影と組み合わさる演技力を絶賛。さらにコンドン自身も本作の出演について「前から撮影で泳ぎたいと思っていたし、水泳と演技を組み合わせることができるのは私にとってすごく興味深いことだった」と話し、『マスター・アンド・コマンダー』(03)や『アビス』(89)など、「水の映画なら何でも」好きだと笑いながら明かしている。「今までホラー映画に出たことがないのも出演の決め手になった。どんなジャンルの映画もこなせる性格俳優になりたいと常に思っている」と語っており、まさに本作は水×ホラーという彼女にとって待望の作品だったようだ。この度解禁となった本編映像では、イヴが夜のプールを一人で泳いでいたところ突如怪しい人影が出現。夫のレイが自分をビックリさせようとしているのかと思い「レイ 驚かせないで!」とたしなめるイヴだったが…。映像の中でケリーは、元水泳選手ならではの美しいクロールを披露。その華麗なフォームは思わず見惚れてしまうほどだ。さらに彼女が見せる不安な表情も相まって、一家に不気味な影が忍び寄ってくる不穏さが十二分に伝わってくる映像となっている。『ナイトスイム』は6月7日(金)より全国公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ナイトスイム 2024年6月7日より全国にて公開© 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.
2024年05月06日パリ郊外に存在する、再開発を目前に控えた移民居住棟エリア=通称「バティモン5」を舞台に、行政と住人たちがある事件をきっかけに衝突する『バティモン5 望まれざるもの』。この度、前作『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスの新進気鋭監督ラジ・リが、「を可視化したかった」と想いを明かすインタビューがシネマカフェに到着した。ラジ・リ監督ラジ・リ監督自身が生まれ育った、パリの犯罪多発地区モンフェルメイユ。彼が実際に見聞きしてきた出来事を基に生まれたのが、第92回アカデミー賞にもノミネートされ、世界に衝撃を与えた『レ・ミゼラブル』だが、新作『バティモン5 望まれざるもの』も「実体験が出発点」と明かす。その例として、バティモン5エリアに住む団地の住民たちが行政から突然理不尽な退去を迫られるシーンを挙げる。「劇中、住民に起きたことを、私や家族も経験してきました。私の両親はこの物語の人々と同じように高金利でマンションを購入しましたが、20年かけて支払い終えた矢先に『建物が劣化しすぎている』と言われて家を追い出されてしまったのです」という。「都市再生計画によって同じような目に遭った人は私の周囲にも大勢いますし、似たような出来事はモンフェルメイユのみならず、他の都市や国々でも起こっています。残念なことに、ジェントリフィケーション(都市再開発)は東京を含む世界中の大都市すべてに関係する、普遍的な問題なのだと思います」と案じる。また、前作では実在の街モンフェルメイユが物語の主軸となったが、今作では架空の街<モンヴィリエ>が舞台に。その理由についても「架空の街を舞台にしたのは、作品に普遍性をもたらし、誰しもが共感できるようにするため」と言う。「今回は、群像劇を選択したのも同じ理由ですね。市長から活動家、その友人、副市長と(様々な立場で)それぞれの足跡を辿り、重層的に物語を探求していきました」と語る。怒りに満ちた「バティモン5」の住民たちを先導する女性アビーを演じるフランスの新進俳優アンタ・ディアウにも「ぜひ注目して欲しい」とアピールする監督。アビーはもともと住民のために区役所で働く、ごくありふれたスタッフだったが、あまりの政府の横暴と理不尽さに怒り、声を上げることを選ぶ。アンタはその心情の変化と溢れる気迫を演じ切った。郊外出身の新人俳優を起用「新たな才能に光を当てたい」「アンタ・ディアウとは、私が共同脚本・製作に加わったキム・シャピロン監督作『Le Jeune Imam』(23年/日本未公開)で出会いました」と監督。「私はベテラン俳優と新人俳優、その両者と仕事をすることを好みます。それは演技経験を積んでいない人の発するリアリティや自然な振る舞いが、私の作品に符号するためです。また私と同じく郊外出身の新人俳優をメインキャストに据えることで、新たな才能に光を当てたいという思いがあります」とコメント、「フランス映画界というのは閉鎖的な世界でもあるので、それを変えていくためにも、埋もれている才能を積極的に見つけ、育てていきたいと考えています」と打ち明ける。実際、本作にはアビーをはじめ力強く、積極的に主張する女性たちが多く登場する。その意図について「バティモン5のような地区に暮らす女性は、劇中で描かれているのと同じくらいに力強く、熱心に政治活動や市民運動に参加している人々が大勢います。本作はそんな女性たちへオマージュを捧げたいと考えていました」と監督。「残念ながら そういった女性たちが声を上げようとしても、第三者が勝手に主張を代弁したりして、彼女たちに直接主張をさせない傾向にあります。だから 私は彼女たちに敬意を表すると共に、彼女たちが本当に存在し、社会にとって重要な役割を担っているということを、映画を通じて可視化したかったのです」とその想いを明かしている。移民たちの居住団地群の一画=バティモン5の一掃を目論む「行政」とそれに反発する「住人」による、“排除” vs “怒り”の衝突。本作では、恐れと不満の積み重ねが徐々に両者間の溝を深くし、憎しみのボルテージが加速していく様が息もつかせぬ緊迫感で描かれる。コミュニティ内にある「権力」「革新」「暴力」の3つの視点を交錯させることで炙り出されるバンリュー地区の実態、ひいてはパリの実態は見逃せない。『バティモン5 望まれざるもの』は5月24日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バティモン5 望まれざる者 2024年5月24日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
2024年05月06日6月15日(土)~21(金)の期間中、下高井戸シネマで実施される【わたしたちの政治】特集上映にて、『NO 選挙,NO LIFE』と『映画 ◯月◯日、区長になる女。』のコラボトークイベント(コラボ舞台挨拶)の開催が決定した。この度のトークイベントでは、選挙取材歴25年のライターを追ったドキュメンタリー『NO 選挙,NO LIFE』の前田亜紀監督と、2022年の杉並区長選挙を住民目線で捉えた『映画 ◯月◯日、区長になる女。』のぺヤンヌマキ監督が登壇。選挙を自分ごととして捉えた両ドキュメンタリーの監督2人が、お互いの作品について、そして「わたしたちの選挙」「わたしたちの政治」を語り合う、有意義なトークイベントとなりそうだ。【イベント概要】場所:下高井戸シネマ日時:6月16日(日)1回目:『NO 選挙,NO LIFE』9:30回終了後2回目:『映画 ◯月◯日、区長になる女。』11:45回上映前ゲスト(敬称略):前田亜紀(NO 選挙 NO LIFE監督)ぺヤンヌマキ(映画 ◯月◯日、区長になる女。 監督)『NO 選挙, NO LIFE』『映画 ◯月◯日、区長になる女。』は6月15日(土)~21日(金)、下高井戸シネマにて上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:NO 選挙,NO LIFE 2023年11月18日よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開(C)ネツゲン映画 ◯月◯日、区長になる女。 2024年1月2日よりポレポレ東中野にて上映©️2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
2024年05月06日2020年、フランス中を震撼させたベストセラー・ノンフィクションを完全映画化、3月に行われた横浜フランス映画祭2024でも大きな反響を呼んだ『コンセント/同意』が8月2日(金)より公開決定。併せて、日本版ビジュアルと予告編が解禁された。2020年1月に出版された「同意」と題されたその著書は、芸術文化勲章まで受賞した有名作家ガブリエル・マツネフと14歳のときに性的関係を持っていた女性編集者ヴァネッサ・スプリンゴラからの告発だった。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され礼賛すらされてきたという驚くべき実態…。その反響は凄まじく、マツネフの著書を出版してきた老舗のガリマール社をはじめ多くの出版社が彼の書籍の販売を中止、国からマツネフへ支払われていた文学者手当も打ち切りが決定されるなど、文字通り国中を揺るがす事態に発展した。本作は、その衝撃の実話を基にスプリンゴラ自身の脚本協力により映画化され、公開されるやいなや大きな話題を呼んだ。特に若者たちの間では「いま見るべき、知るべき作品」としてSNSでトレンド入りするなど日に日に観客を増やし、公開2週目から前週を上回る観客数を動員、異例のヒットを記録している。この度解禁された本ビジュアルは、少女の顔の上半分が男の大きな手で隠された意味深なイメージが用いられている。彼女が現実から目を逸らすように男が仕向けているように見え、緊張感あるビジュアルに仕上がった。また、予告編では、孤独で大人びた少女ヴァネッサが50歳の著名作家マツネフと出会い、周囲の反対に反発して惹かれ合う様子が描かれているが、「彼女の信じたその愛は絶望に変わる」というコピーが示す通り、それは少女が小児性愛者のグルーミングの罠にハマっていく過程であることが垣間見える予告編となっている。『コンセント/同意』は8月2日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。© 2023 MOANA FILMS - WINDY PRODUCTION - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE - FRANCE 2 CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR(シネマカフェ編集部)■関連作品:コンセント/同意 2024年8月2日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 MOANA FILMS – WINDY PRODUCTION - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE - FRANCE 2 CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR
2024年05月06日杉咲花主演映画『朽ちないサクラ』より、萩原利久演じる警察官の場面写真が到着した。本作は、柚月裕子の同名小説の映画化。「サクラ」シリーズの始まりとなる本作は、県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる公安警察の存在に迫っていく警察小説だ。萩原さんが演じているのは、主人公・泉(杉咲さん)の警察学校の同期で、警察署の署員・磯川俊一。勤務する警察署は、ストーカー被害を訴える女子大生の被害届の受理を先延ばしにし、慰安旅行に行っている間に、女子大生がストーカーに殺されてしまったことを、警察の不祥事として地元紙にスクープされる。磯川は、好意を寄せる泉に慰安旅行のお土産を渡したことで、彼女をこの事件に巻き込んでしまうことに。そして、真相解明に動き出した泉のバディとなり、共に警察内部の大きな闇に対峙し、窮地に追い込まれていく。献身的に捜査をサポートする好青年をフレッシュに瑞々しく演じている萩原さん。場面写真では、磯川が驚きと動揺の表情を浮かべ、警察署で聞き込みのために噂話に耳を傾ける、事件の真相解明に向けて動き出す様子が切り取られた。一方、優しく真っ直ぐ前を見つめる姿も公開された。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年05月06日藤原季節初主演作『東京ランドマーク』より新ビジュアルと予告編が解禁された。2008年に柾賢志、毎熊克哉、佐藤考哲、林知亜季の4人で結成した「Engawa Films Project」の第1回長編作品となる本作。この度、解禁された新ビジュアルには、藤原季節演じる稔のどこか物憂げで、まどろむような眼差しでこちらを見据えている姿が写し出されている。さらに作中で描かれる、東京で暮らしながら、自らの居場所=“東京のランドマーク”を見つけようとする登場人物たちの心情をくみ取った「ここに居場所はあるのだろうか」というコピーが添えられた。併せて解禁となった予告編には、音楽は一切なく、放課後だろうか、無邪気に遊ぶ子どもたちの喜々とした声をバックに、稔、タケ、桜子の日常の断片が映し出されている。『東京ランドマーク』は5月18日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:東京ランドマーク 2024年5月18日より新宿K‘sシネマにて公開© Engawa Films Project 2024
2024年05月06日長谷川博己がアンチな弁護士の主人公を演じる「アンチヒーロー」の4話が、5月5日に放送。明墨のこれまでの真意を推測していく赤峰に「ありがたい」や「次回が気になる」の声が上がっている。長谷川博己が主演を務める本作は、有罪の証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取っていく弁護士を描いた物語。「正義とは何か」を視聴者に問いかける作品になっている。弁護士・明墨を長谷川博己、明墨の謎を追う同僚弁護士・赤峰を北村匠海、同僚弁護士・紫ノ宮を堀田真由、パラリーガル・白木を大島優子、青山憲治を林泰文、東京地検の有能な検察官・緑川を木村佳乃、検事生・伊達原を野村萬斎、倉田刑事部長を藤木直人、死刑囚の志水裕策を緒方直人が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。とある連続事件が起き、被害者の目撃証言から犯人は逮捕される。そんな中、明墨(長谷川博己)の本当の狙いに近づいて行く赤峰(北村匠海)。また、紫ノ宮(堀田真由)は明墨が自分を採用した理由に気付き――というのが4話の展開。明墨が12年前に起きた「糸井一家殺人事件」の犯人として収監されている志水裕策(緒方直人)と会っていると知った赤峰は、事件について調べ始める。そしてこれまでの裁判を通して検察や政治家の不正を白日のもとに晒してきた明墨の目的が、全てこの事件に繋がっているのではないかと思い至る。そんな赤峰の推理にSNSでは「赤峰君がこれまでの事件での裏の意図を解説してくれるのでありがたいな」や「こう繋がっていくのか!!と、次回が気になって、ドキドキしています!!」、「まだ明墨先生の真意は完全に見えないけど、あなたを無罪にして差し上げます、って言葉の重みがどんどん増していってる。犯罪者を無罪にする=アンチみたいな単純な話じゃない」などの声が。また紫ノ宮は、事件の担当刑事部長が自分の父・倉田功(藤木直人)であることを知り、今回の明墨のターゲットが父だと気付く。かつて明墨は倉田の元を尋ね、隠蔽について問いただしていた。倉田と明墨の過去の接点が明らかになり、「隠蔽したものってなんだろう」や「検事だった明墨先生が事件の隠蔽のことを倉田さんに聞きに家に行ったのは6年前、じゃあそれまで隠蔽については知らなかったってこと?」、「志水の冤罪を暴くために紫ノ宮さんのお父さんの隠蔽を明らかにしようとしてるんだな。明墨が今回冤罪を晴らすことと引き換えにするのは倉田刑事部長の隠蔽って訳か…」などの声が上がっている。【第5話あらすじ】明墨(長谷川博己)と伊達原(野村萬斎)の関係が明かされる。また、明墨と志水(緒形直人)の間にある真実も明らかに。そして、父・倉田を前に紫ノ宮(堀田真由)は選択を迫られる。愛する父か、自身の正義か。さらに、明墨が緋山(岩田剛典)を無罪にした理由が見え始め、本来つながるはずのない、「点と点」がつながっていく――。「アンチヒーロー」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月06日紫式部の物語を描く大河ドラマ「光る君へ」の18話が5月5日放送。道隆に代わり関白となった道兼に訪れる残酷な運命にSNSでは「これほど道兼に心寄り添った状態で見送ることになろうとは」など悲しみの声が溢れている。「大恋愛~僕を忘れる君と」や「知らなくていいコト」などの大石静が脚本を担当し、平安中期を舞台に歴史に残る名作「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描いていく本作。道長の看病で疫病から回復した紫式部/まひろを吉高由里子が演じるほか、兄・道兼と共に疫病対策に力を入れようとする藤原道長に柄本佑。変節して民を想うようになった道長の兄・藤原道兼に玉置玲央。“飲水の病”で亡くなった藤原道隆に井浦新。道兼を関白にしようと動く藤原詮子に吉田羊。定子を通じて関白の座を得ようと画策する藤原伊周に三浦翔平。定子に清少納言の名を授かったききょうにファーストサマーウイカ。まひろの友人となる貴族の娘・さわに野村麻純。詮子の息子・一条天皇に塩野瑛久。道隆の娘で一条天皇の妻・藤原定子に高畑充希。伊周の弟である藤原隆家に竜星涼。道長の“浮気”を勘づく嫡妻の源倫子に黒木華。伊周の弟・藤原隆家に竜星涼。まひろの父・藤原為時に岸谷五朗。為時の友人・藤原宣孝に佐々木蔵之介といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。道隆が亡くなり道兼が次の関白となる。父・兼家にもはや恨みはないとし、そのうえであの世の兼家を「驚かせるような政をしたい」と憑き物がとれたような表情で語る道兼だが、関白となった直後に疫病を発症しこの世を去ることとなる…。視聴者からは「衝撃の第一話からガラッと印象が激変した道兼に涙」「あんなに憎かった道兼がいつの間にか好きになってる不思議」「ざまぁと思っていたのにこれほど道兼に心寄り添った状態で見送ることになろうとは」などといった反応とともに「最も腹立つ人物から最も愛しいキャラへ…玉置玲央さんの演技力に痺れました」「玉置玲央さん、回ごとに少しずつ変えてこれまた凄まじい演技だった」と、道兼を演じた玉置さんの演技を絶賛する声も。その後一条天皇は関白をおかず道兼を右大臣とする。実質的に権力の頂に登り詰めた道長はかつてまひろと逢瀬を重ねた廃屋へとやってくる。そこにはまひろの姿もあったが、まひろは道兼を見つめ“昔の己に会いに来たのね”と思うと“今、語る言葉は何もない”と心の中でつぶやいて、道兼の横を素通りする…。このラストに「二人の世界は完全に分断されたっていう感じ」「最後のまひろ道長はすれ違いが切ない」といった感想のほか、「私の心の中の直秀は、「帰るのかよ!」って言ってたよ」「私には天国からの直秀の声「帰るのかよ」が聞こえました」など、かつて2人を廃屋で引き合わせた直秀のことを思い出した視聴者も多かった模様だ。【第19話あらすじ】道長が右大臣に任命され、先を越された伊周との軋れきが高まっていく。まひろはききょうの計らいで内裏の登華殿を訪ねる。定子との初対面に緊張するなか一条天皇も現れ…。一方、隆家は女に裏切られたと落ち込む伊周を強引に女の家へ連れていく。これが大事件へと発展することに…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年05月06日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、吉高由里子、三浦翔平、玉置玲央、野村麻純の君かたりが、公式サイトにて公開された。今回の「君かたり」では、この世を去ることとなった道兼役の玉置さんが、「良くも悪くも道兼像っていうのをつかめないまま撮影が進んだし、きょうのアップの日を迎えたなって」と演じきった正直な感想を明かしている。しかしそんな中でも、道兼のターニングポイントになった場面を語り、「道長のおかげでまっとうな人間になれた、させてもらえた」とふり返る様子も。そんな道兼の死についてまひろ役の吉高さんは、「道兼自体の無念さとか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかな」とまひろの気持ちを代弁。一方、関白になれなかった伊周役の三浦さんは、「どんどん絶望に入っていく」「どんどん崩れていく序章」と話す。まひろの友人・さわ役の野村さんは、「あっという間だけど濃厚な時間でした」「ずっとまひろ様と一緒にいたので離れがたい気持ちが大きいです」とさわを演じきった気持ちを語る。さらに、「いろんな感情を経験できたと思うので、本当に充実した人生だったんだろうな」とさわについての思いを明かし、吉高さんは「まさかまさかあそこでお別れなんて(思って)ないと思うし、当たり前におじいちゃんおばあちゃんなっていく中にも、さわさんはずっといる人だと思っているんじゃないかなと思います」と語った。第18回「岐路」道隆(井浦新)の死後、一条天皇(塩野瑛久)が次の関白にと命じたのは道兼(玉置玲央)だった。道兼は民のためによい政をと奮起していたが、関白就任の日に倒れ、7日後にこの世を去る。そのころ、為時(岸谷五朗)の屋敷にききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ねてくる。次の関白は伊周(三浦翔平)か道長(柄本佑)かで内裏では話が持ち切りだと聞かされ…。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』より予告映像とシーン写真が解禁された。日本で大ヒットを記録した不朽の名作を、映画公開から20周年のアニバーサリーイヤーに、「4Kデジタルリマスター」として鮮やかに蘇らせた本作。この度解禁された予告映像は、モノクロからカラーに映像が切り替わる中、スワロフスキーの巨大なシャンデリアがオペラ座に落下する、最も象徴的なシーンから始まる。バックに流れるのは、有名なタイトルロール曲<オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)>。そこに続くのは、華やかなパリ・オペラ座での舞踏会と忍び寄る不穏な事件、そして、本作の世界的ヒットで大ブレイクしたジェラルド・バトラーが演じる“ファントム”の登場と歌声だ。「4Kデジタルリマスターであのファントムが還ってくる」と、その魅力を余すことなく切り取った予告となっている。併せて解禁されたシーン写真は13点。ポスターにも採用されている、ファントムとクリスティーヌが寄り添うメイン写真のほか、舞台となる豪華絢爛な<パリ・オペラ座>を映し出したカット、ファントムの恋敵・ラウルとクリスティーヌが仲睦まじく舞踏会に参加する様子や、ファントムが自身が隠れて暮らす地下へと、クリスティーヌを優しく、彼の手を添えながら案内する姿など、いずれも<悲しくも美しい愛の物語>があふれ出てくるようなカットとなっている。『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日「Snow Man」の岩本照主演ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が今夏、東京と大阪にて再演される。本作は、1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説「世界をだました男」を基に製作された、レオナルド・ディカプリオ主演映画のミュージカル版。2009年7月にシアトルにて初演、2011年にブロードウェイに進出し、同年のトニー賞ではノーバート・レオ・バッツが主演男優賞を受賞、ミュージカル作品賞をはじめ計3部門にノミネートされるなど、高い評価を得た。そして2022年夏、上田一豪演出で上演された。初演に続き、今回も若くハンサムな天才詐欺師フランク・ジュニアを岩本さん、天才詐欺師を追うFBI捜査官ハンラティを吉田栄作が続投。岸祐二、春野寿美礼、生田智子、阿部裕らミュージカル界の実力者も再び顔を揃える。なお、ヒロインのブレンダ役には、新たに元宝塚歌劇団花組トップ娘役・仙名彩世を迎える。チケット一般発売は、7月上旬を予定している。<岩本照コメント>またあの素敵な世界へ挑戦させていただけること、本当に嬉しく思います。ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のサウンドトラックを今でも聴くぐらい、好きな楽曲たちで溢れていて、嘘のような本当の話を沢山の皆様に“嘘なく”届けさせていただきたいと思ってます。ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は8月19日(月)~9月8日(日)東京国際フォーラムホールC、9月13日(金)~17日(火)オリックス劇場にて上演。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日アメリカで社会現象化、全世界興行収入“2億ドルの大台突破”という快挙を達成した大ヒットラブコメ『恋するプリテンダー』が5月10日(金)より全国公開。本作の主演であるシドニー・スウィーニーを一躍スターダムに押し上げた海外ドラマが「ユーフォリア/EUPHORIA」。いま、このドラマに出演したスターたちがこぞってブレイク中だ。HBOとA24が組んだ「ユーフォリア/EUPHORIA」は、ティーンムーブメントの代表格を役どころに合わせて主要キャストに大抜擢し、ドラマは大ヒット。シーズン2も大成功を収めシーズン3の制作も決定、彼らを一躍スターダムへと押し上げた。ゼンデイヤ演じる主人公の幼なじみの姉キャシー・ハワード役を演じたシドニーをはじめ、活躍目覚ましい同ドラマ出演スターたちの現在に迫った。シドニー・スウィーニー(キャシー役)『恋するプリテンダー』の主演&プロデューサーを務め、映画にドラマにとにかくオファーが絶えないZ世代のニューヒロイン。シドニー・スウィーニー Photo by Amy Sussman/Getty Imagesデビュー当初は「クリミナル・マインド」「グレイズ・アナトミー」などの人気ドラマに脇役で出演を重ね、2019年クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演したことをきっかけに注目度が上昇。SNS時代の若者を描いたゼンデイヤ主演「ユーフォリア/EUPHORIA」で数々の衝撃的な演技を披露し、2022年のエミー賞にノミネート。同年「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン1でも同賞にダブルノミネートされるなど演技力も高く評価されている実力派。「ユーフォリア/EUPHORIA」出演後は、映画『リアリティ』で主演、『マダム・ウェブ』やホラー映画『Immaculate』(原題)でも主演を果たすなど着実にその存在感を印象付けている。SNSでも2000万人以上の総フォロワーを抱えており、ハリウッドで“一番バズってる”1人といっても過言ではない。なお、『恋するプリテンダー』共演には俳優のグレン・パウエル。彼も、トム・クルーズ主演のメガヒット作『トップガン マーヴェリック』でトム演じるマーヴェリックが教官を務めるエリート・パイロットチームのメンバー、ハングマン役を演じて一躍大ブレイク。チームメイトや教官に反発するクセ者ながらも、最後には最高にカッコイイ見せ場をかっさらった。面白くて優しい人柄からか、トーク番組やSNSでは親しみやすい一面を見せるなど、誰もが認めるハリウッド随一の愛され若手俳優。シドニーとの相性抜群なラブ・ケミストリーに要注目となっている。ゼンデイヤ(ルー役)エミー賞で史上最年少で主演女優賞を獲得した。ディズニーチャンネル出身で、本作ではこれまでのイメージを一新する難しい役どころに挑戦し、演技派として開花したことでも注目を集めていた。ゼンデイヤ Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をはじめとする『スパイダーマン』シリーズ、『グレイテスト・ショーマン』などで知られており、前作から続投している『デューン 砂の惑星PART2』、そして6月7日から日本公開が控えているルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』では主演を務めている。ハンター・シェーファー(ジュールズ役)トランスジェンダーのファッションモデルであり、LGBTQを支援するアクティビストとしても熱い注目を集めているハンター・シェーファー。ハンター・シェイファー Photo by Dia Dipasupil/Getty Images同作でトランスジェンダーの少女ジュールズ・ヴォーン役でドラマデビューと同時にブレイクを果たした。同作のスペシャルエピソード「シーブロブじゃない人なんて**くらえ」で、クリエイターのサム・レヴィンソンとともに共同脚本を担当。さらに『ハンガー・ゲーム0』(2023)では主人公の従姉タイガレス・スノーを演じ、年内に初主演映画『Cuckoo』(原題)の全米公開、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組んだ最新作『哀れみの3章』が日本での公開を控えるなど、話題作に続々と出演している。ジェイコブ・エロルディ(ネイト役)2018年Netflixの『キスから始まるものがたり』で主人公と恋に落ちるノア役を務め人気を博し、「ユーフォリア/EUPHORIA」ではアメフト部のスター選手でサイコパスな一面を持つネイト役を演じた。ジェイコブ・エロルディ Photo by Frazer Harrison/Getty Imagesエメラルド・フェネル監督のAmazonオリジナル映画『Saltburn』では、貴族の青年フェリックス役、先日公開したソフィア・コッポラ監督の『プリシラ』ではエルヴィス・プレスリー役に大抜擢されるなど、話題作で重要な役柄を演じ、その評価も鰻登り。1作品ごとに役者としての評価を着実に積み重ね、「ユーフォリア/EUPHORIA」後も「彼の未来は明るい」「オスカーに値する」など絶賛レビューが寄せられている。今年1月にはアメリカの長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で初めてのホストに挑戦し、コメディの才能も発揮。待機作としては、ギレルモ・デル・トロ監督が15年以上前から着手している『Frankenstein』(原題)で怪物役を務めることが決まっている。ミア・ゴス、オスカー・アイザック、クリストフ・ヴァルツらの出演が発表されており、また新しいジェイコブがみられそうだ。バービー・フェレイラ(キャット役)キャット・ヘルナンデス役を勝ち取り、一躍有名セレブの仲間入りを果たしたバービー・フェレイラ。視聴者の心を奪ったアイコニックなキャラクターで、勇敢さや正直さ、そして共感しやすいリアリティも兼ね備え、若者たちが自己需要や自己愛の問題にどのように向き合うかを示す象徴的なキャラクターとして人気を集めた。バービー・フェレイラ Photo by Emma McIntyre/Getty Images for MTV数々の有名ブランドのモデルとして活動していたこともあり、彼女が発信する独自のボディポジティブ論に共感するファンも多い。「ユーフォリア/EUPHORIA」でブレイクした後には、映画『Unpregnant』(原題)でベイリー役を熱演。ドラマ「The Afterparty」(原題)や映画『NOPE/ノープ』にも参加、そして『Bob Trevino Like It』(原題)では主演を務めるなど、役者としての活動の幅を広げている。●「ユーフォリア/EUPHORIA」とは「ゲーム・オブ・スローンズ」など数々の大ヒットドラマを生み出してきた「HBO」と、映画『ムーンライト』『ミッドサマー』など日本でもスマッシュヒットを記録したオリジナリティあふれる映画の数々を世に送り出すスタジオ「A24」が最強タッグを組んだドラマ。ドラッグ中毒と不安障害を抱える高校生を主人公に、ドラッグ、セックス、バイオレンスなどに溺れるティーンネイジャーがソーシャルメディア社会で生きる難しさや葛藤、その中で幸せやアイデンティティをつかもうともがく姿を、本作でスターダムに登り詰めたセレブリティたちが刺激的に描き出した作品。U-NEXTほかにて配信中。『恋するプリテンダー』は5月10日(金)より全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ハンガー・ゲーム0 2023年12月22 日より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023チャレンジャーズ 2024年6月7日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.© 2024 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. All Rights Reserved.恋するプリテンダー 2024年5月10日より全国にて公開
2024年05月05日シュー・グァンハンと清原果耶が主演する藤井道人監督最新作『青春18×2 君へと続く道』より、キャストインタビューを交えたスペシャルメイキング映像が到着した。18歳の主人公ジミー(シュー・グァンハン)が夢中になっていた「SLUM DUNK」の聖地・湘南や、台湾でアミ(清原さん)との最後のデートで訪れたランタン祭を思い起こさせる「にいがたランタン祭」、雪景色が一面に広がる長野県、アミの生まれ故郷・福島県を訪れるジミーの旅路と同じように、日本の各所を巡りながら撮影が進められていく様子が映し出される。シュー・グァンハンは「更に一人旅をしたいと思いました。自分と対話することの大切さを学びました」と言い、清原さんは「(藤井監督と)考え方や向いている方向が同じだなと思える部分があったので嬉しかった」とコメント。ジミーの旅にとってキーポイントとなる、幸次との出会いを映し出すワンシーンは、監督やキャストにとっても特別印象に残っているシーンだそう。幸次役の道枝駿佑は「電車に乗っている間に、駅間で撮れるシーンは撮っていく、ホームに停まっている間に撮れるカットは撮っていくという撮影で初めて挑戦する撮り方でした」と撮影秘話を語る。ジミーの旅路をなるべくリアルに映しとりたいという藤井監督のこだわりにより、ジミーと幸次が名残惜しそうに手を振り合い、別れを告げるシーンが、シュー・グァンハンと道枝さんにとっても実際の別れになったそう。また、松重豊演じる中里と、黒木瞳演じる裕子の登場シーンは、銀世界に包まれた福島県で撮影。あえて、雪のカットを多めに入れることで、雪の降らない台湾の人にとって印象に残る画にしたいという藤井監督の思いが込められた。映像では、本番前にキャストと念入りに打ち合わせする様子も見られる。『青春18×2 君へと続く道』はTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月05日「イカゲーム」のイ・ジョンジェが出演するオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」より、闇迫る緊迫感溢れる本予告映像とキービジュアルが到着した。本作は、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前のジェダイ黄金期を舞台に、銀河の謎、ダークサイドの勃興と台頭を追う物語。陽が沈みかけたある日、ひとりのジェダイが殺され、ライトセーバーが床に残されている衝撃的なシーンからスタートする今回の映像。「その平和は“偽り”だ…」と囁く何者かによって、ジェダイが狙われはじめ、マスター・ソル(イ・ジョンジェ)はその事件の真相を追うことに。そんな中、ソルが再会したのは、かつての弟子・メイ。2人が激しい戦いを繰り広げる様子も登場する。またラストでは、マスター・ソルをはじめとするジェダイたちがライトセーバーを交錯させ、闇に立ち向かっていく姿が観られ、“光と闇”の壮大な戦いを描いてきた「スター・ウォーズ」の根幹を揺るがすような、重要作になっていることを予感させる。監督のレスリー・ヘッドランドは、これまでシリーズで描かれてきた“光と闇”の戦いをふり返って「ルーク・スカイウォーカーら反乱軍対帝国軍、レジスタンス対ファースト・オーダーなど、弱者と組織の対立をテーマの一つとして繰り返し描いてきたと思います。でも本作では悪者たちが弱者で、ジェダイが組織側になるんです。ジェダイは慈悲深く、“光”の存在だから脅威ではないけど、彼らの勢力は悪者たちを圧倒的に上回っている、そんな時代を描きたかったんです」とコメント。そして「目を覚ましてすぐに悪人になろうと決心する人はいないはずです。多くの場合、人々は多くの苦しみと闘っていて、脅威を感じたり、劣勢を感じたり、みんなが自分に敵対していると感じて行動に移していくんだと思うんです」と悪役には必ず“闇”が生まれた理由があるとも語っている。「スター・ウォーズ:アコライト」は6月5日(水)より初回2話ディズニープラスにて日米同時独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日アドルフ・ヒトラーの「南米逃亡説」をモチーフに、起こり得たかもしれない世界線を大胆なアプローチで描いた『My Neighbor Adolf』が、邦題『お隣さんはヒトラー?』として7月26日(金)全国公開決定。6点の場面写真が解禁となった。日本では、ヒトラーやナチスを題材とする映画が多数公開され、観客の関心度も高い本ジャンル。600万人のユダヤ人のほか、兵士、一般市民を合わせて数千万の尊い命を奪った現実。数えられない悲劇があり、幸運にも生き残った人たちにより語り継がれたエピソードがあった。2024年はアドルフ・ヒトラーの死亡、第二次世界大戦の終結から79年。特に1945年4月30日は、ヒトラーが長年の恋人だったエヴァ・ブラウンと結婚式を挙げ、総統地下壕の自室で、エヴァは毒を仰ぎ、ヒトラーが拳銃自殺を図った日である。本作『お隣さんはヒトラー?』は、ヒトラーの遺体を西側諸国が確認していない点、ナチス高官のアドルフ・アイヒマンなどが中南米に逃亡した事実、2015年にコロンビアのジャーナリストによってもたらされたCIAの極秘文書の中にヒトラーに関する資料を発見、SNSで公開したことなどから、まことしやかに囁かれる「ヒトラー生存説」「南米逃亡説」をモチーフに、もし、アドルフ・ヒトラーが生存していてホロコーストを生き延びた男の家の隣に引っ越して来たらどうなる?という世界線を大胆なアプローチで描いた。監督は、本作が長編2作目となるレオン・プルドフスキー。隣人をヒトラーと疑うポルスキー役に、英テレビドラマ「ロンドン警視庁犯罪ファイル」のマイク・ウォーカー警視役で知られる、デヴィッド・ヘイマン。ヒトラーに疑われるヘルツォーク役に、『マイ・プライベート・アイダホ』や『アルマゲドン』のほか、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をはじめ、ラース・フォン・トリアー監督のほぼ全作に出演しているウド・キア。併せて解禁された場面写真では、敷地の塀越しに何やら話すカット、隣人がヒトラーだと信じてもらえないため、カメラを購入して隠し撮りするポルスキー、ヒトラーの特徴である青い瞳で凝視するヘルツォーク、ユダヤ人協会で必死に訴える様子、ヘルツォークの家でチェスを指す場面などが解禁されている。『お隣さんはヒトラー?』は7月26日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:お隣さんはヒトラー? 2024年7月26日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2022 All rights resrved to 2-Team Productions (2004) Ltd and Film Produkcja
2024年05月05日今田美桜主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」第4話ラストの次週予告に、半沢直樹が登場。場面写真が到着した。次週予告では、舞(今田さん)や相馬(山本耕史)らがいる東京第一銀行と別の銀行との間で、合併話が進んでいることが明かされた。そして、合併先の産業中央銀行には、半沢直樹という人物がいることも映像で判明。花咲舞と同じく、池井戸潤が生み出した人気キャラクターのひとりである銀行マン・半沢直樹。様々な汚職や事件に巻き込まれながら対峙していく大人気シリーズの主人公だ。本作の原作小説には、中盤から半沢直樹が登場しており、そんな原作通り、第5話からドラマにも登場する。第5話あらすじ(5月11日放送)花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の次なる臨店先は、山間の静かな温泉地にある眠山支店。老舗旅館の社長から、融資がおりずに困っていると相談を受けた2人は、支店長が納得する事業計画書を作成するために奔走。再び旅館を訪れた舞と相馬は、思いがけない人物の姿を目撃してしまう。臨店班の知らないところで、銀行を揺るがす大きな出来事が動き出そうとしている!?眠山温泉の町おこしの命運と町の未来は――。「花咲舞が黙ってない」は毎週土曜日21時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月04日柴咲コウ主演の黒沢清監督作『蛇の道』より場面写真が解禁された。黒沢清監督が、98年に劇場公開された同タイトルの自作をフランスを舞台にセルフリメイクした本作。娘を殺した犯人を突き止め復讐することを生きがいとする男・アルベール(ダミアン・ボナール)、彼に協力する心療内科医の小夜子(柴咲コウ)。事件にある財団が関わっていることを知った2人は“徹底的復讐”を開始する。この度解禁された場面写真は、アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンを捉えたもの。何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の姿も切り取られている。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的は一体何なのか。復讐の先に待つ真実とは…?終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲さんについて、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛。観る者に鮮烈なインパクトを与える柴咲コウの怪演にも注目が集まる。『蛇の道』は6月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:蛇の道(2024) 2024年6月14日より全国にて公開© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月04日未公開映画の上映を行う「グッチーズ・フリースクール」監修の「女性たちの映画史」をめぐる1冊「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト女性たちと映画をめぐるガイドブック」がフィルムアート社より4月26日に発売された。本書は、「USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド」を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画。映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法に迫る1冊。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏と様々な形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える新しいガイドブックとなっている。なお、下高井戸シネマにて本書の出版記念上映イベントが開催されている。「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」は発売中。価格:2,300円+税判型:B5変形・並製頁数:224頁「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」出版記念上映イベント日程:~5月3日(金・祝)、6月15日(土)~21日(金)場所:下高井戸シネマ上映作品:『エンジェル・アット・マイ・テーブル 2Kレストア版』『ラブレス』『青春がいっぱい』『ガールフレンド』『天使の復讐』(シネマカフェ編集部)
2024年05月04日アン・ハサウェイが主演&プロデュース、『赤と白とロイヤルブルー』のニコラス・ガリツィン主演で贈る『アイデア・オブ・ ユー ~大人の愛が叶うまで~』が、240を超える国と地域のPrime Videoにて独占配信中。そのニューヨークプレミアでの写真と、 魅力全開の“特写”も公開されている。40歳のシングルマザー、ソレーヌ(アン・ハサウェイ)は、10代の娘の付き添いで米野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」へ。そこで、地球上でもっともホットなボーイズ・バンド「オーガスト・ムーン」でリードボーカルを務める24歳のヘイズ・キャンベル(ニコラス・ガリツィン)と運命の出会いをはたす。スーパースターとして常にスポットライトを浴びるヘインズとの交際は、ソレーヌにとっては予想以上に厳しいもので…。今回公開されたニューヨークプレミアの画像では、ファンたちに笑顔でサインに応えるアンや、ファンとセルフィーをするニコラス、マイケル・ショウォルター監督やプロデューサーのキャシ ー・シュルマンとの4ショット。『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』StarPix©2024さらに共演したリード・スコットやエラ・ルービンとの4ショット、さらにモリー・リングウォルドの娘マチルダ・ジアノポウリスのショットなど盛りだくさん。『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』StarPix©2024また、アンとニコラスが仲睦まじく原作本を読むカットなど、2人の魅力満載の“特写”も13点初公開されている。『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』Photography credit: Jonny Marlow / Amazon MGM Studiosニコラス・ガリツィン出演映画3作品もPrime Videoで独占配信中『赤と白とロイヤルブルー』アメリカ大統領の息子とイギリス王子のロマンティック・コメディ。『ボトムス ~最底で最強?な私たち~』ニコラスがアメフト部のイケメン最低男を怪演する思春期のコメディ。『シンデレラ』現代風にアレンジされたミュージカル映画。ニコラスは王子役を熱演。『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』はPrime Videoにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月04日