映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が来月公開になる。本作は、全世界で愛され続けるスター・ウォーズの新たなドラマを描いた作品で、脚本と監督を手がけたギャレス・エドワーズは様々な難題を乗り越えて“まだ誰も知らないドラマ”を描こうとしたようだ。その他の画像『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』で、レイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの物語。デス・スターの開発者の娘でもある主人公ジンと仲間たちが極秘チーム“ローグ・ワン”を結成して、生還がほぼ不可能なミッションに挑む。つまり、『ローグ・ワン…』の物語は、必ず最初に公開された『スター・ウォーズ』につながっていなければならない。エドワーズ監督は「いつもは映画の設定となる始まりがあって、どういうラストにするか考える。エンディングをどうするかが大きなチャレンジであり、何度も話し合われるんだ。でも本作では、映画のラストをわかっていて、その旅路をどのように始めようかと考えなければならなかった」という。そこで監督が重視したのは「どう始めるか?」だ。ちなみに本作は、今後も製作が予定されている“スター・ウォーズ・ストーリー”の最初の作品のため、まだ誰も。冒頭はこれまでのシリーズと同じロゴと音楽で始まるのか、画面の奥へと流れていくテロップは出るのかさえ知らない。もしかしたら観客が予想もしていなかったオープニング、物語の始まりが描かれることもじゅうぶんにありえる。さらに結末はある程度、決まってはいるが、最終的にどのようなシーンで終わるのかも気になるところだ。ちなみに、この点について監督は「映画の着地点には自信があった」と語っている。とは言え、本作は紛れもない“スター・ウォーズ”作品になりそうだ。エドワーズ監督はこれまでのサーガで描かれてきた物語、世界観、撮影手法を徹底的に研究しており「本作を『スター・ウォーズ』と感じられる作品にするにはどうすればいいのかを考えたよ。ただポスターに“スター・ウォーズ”と書いてありさえすれば“スター・ウォーズ”映画になるわけではない。『スター・ウォーズ』では絆によって結ばれた家族の姿が描かれている。とてもエモーショナルな核が物語の中心にあるんだ」と力説する。本作の概要と予告編はすでに公開されているが、『ローグ・ワン』はまだ誰も知らないドラマと展開が描かれることは間違いなく、全世界一斉公開を迎えるまで、ファンの期待と予想はさらに膨らみそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年11月09日フランスで8週連続でベスト10入りを果たした大ヒット作『世界の果てまでヒャッハー!』が来週末から公開される前に本編映像の一部が公開になった。本作はスタントやCGを使わない思わず“ヒャッハー!”と叫びたくなるシーンが満載で、映像には主人公がスカイダイビングをする大興奮映像がおさめられている。公開された映像本作の主人公フランクは、恋人との結婚を考えていて、彼女にプロポーズするべく恋人の父親が経営するブラジルの高級リゾート地に友人とやってくるが、なぜか恋人の祖母の世話を押し付けられ、さらにジャングルの秘境ツアーに出かけることに……。映画は、秘境を舞台に、冒険とおバカなキャラクターが繰り広げる騒動が描かれる。映画は、爆笑必至のコメディ要素あり、アドベンチャーの要素アリの内容だが、単なる“つくりもの”ではなく、俳優やスタッフが身体をはって衝撃シーンを撮影しているのが大きなポイントだ。このほど公開になったのは、先住民に追われたフランクたちが何とか飛行機で逃げた後、あっさりと墜落することになりパラシュートで脱出する場面。通常の映画であれば、CGを使うか、スタントマンを起用するが、本作では監督・主演のフィリップ・ラショーが本当に空から“ダイヴ”して撮影を敢行! 映画全編がこのシーンのような“逃げ場ナシの体当たり”マインドに満ちており、ドキドキできると同時に爆笑できる内容になっている。ちなみに、本作の上映劇場では“フランス国旗の赤・白・青、ブラジルの国旗の緑・黄・青の、いずれか三色の組み合わせが着ている服に入っている”や、“男女入り混じった5人以上の団(全員男、全員女でも可)”、“ブラジルに行ったことがある人(証明書としてパスポート持参)”など作品に関連した様々な割引が行われる予定で、公式サイトなどで詳細が発表される。『世界の果てまでヒャッハー!』11月19日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開
2016年11月09日「広島国際映画祭2016」が11月11日(金)から13日(日)までの3日間、広島県広島市内4会場で開催される。【チケット情報はこちら】ワールドプレミア/ジャパンプレミアを含む、国内外から選りすぐった作品を上映する本映画祭。今年は岩井俊二監督の特集企画を実施。岩井の最新作で、女優の黒木華が第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した『リップヴァンウィンクルの花嫁』をはじめ、代表作『リリイ・シュシュのすべて』、ドキュメンタリー映画『市川崑物語』など、新旧作品を上映。さらに、岩井が企画プロデュース・脚本を務めた連続ドラマ『なぞの転校生』全12話オールナイト一挙上映も行われる。そのほか、上映作品には、戦時中の広島県呉市を舞台にした『この世界の片隅に』、広島出身の西川美和監督の監督デビュー作『蛇イチゴ』など、広島にゆかりのある映画人、および広島で撮影された新旧作も名を連ねる。海外からは、伝説の映画製作会社「ディアゴナル」の創設者であるフランスのポール・ヴェッキアリ監督が来場し、最新作『劣等生』を上映。また、特別招待作品として、ホセ・ルイス・ゲリンが監督を務めた『ミューズ・アカデミー』が、2017年1月の全国公開に先駆け上映される。豪華ゲスト陣を迎えての舞台挨拶やトークショーも充実。『母と暮せば』の女優・吉永小百合、先述の岩井俊二監督や西川美和監督らが登壇を予定している。チケットは発売中。■広島国際映画祭201611月11日(金)~13日(日) NTT クレドホール、八丁座(広島県)ほか登壇予定:吉永小百合/岩井俊二/片渕須直/こうの史代/西川美和/ポール・ヴェッキアリ/ホセ・ルイス・ゲリンほか前売チケット:フリーパス(3日通し券) 2300円 / 1日券 1200円高校生以上は有料。1日券は期間内いずれか1日有効。フリーパスは開催期間通して有効。
2016年11月09日サム・ライミがプロデュースを手がけ、リメイク版『死霊のはらわた』のフェデ・アルヴァレズが監督を務める映画『ドント・ブリーズ』の予告映像が公開になった。本作は、幽霊も悪霊も登場しないが、全米で2週連続ナンバー1に輝き、「20年に1本の恐怖の作品!」と絶賛されたショッキング・スリラーだ。公開された予告映像舞台は盲目の老人が独りで暮らす古い屋敷。親と決別し街を出るための逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニー、友人のアレックスと一緒に、大金を隠し持つと噂されるその老人宅に強盗に入る計画を立てる。予告映像では、屋敷に侵入したロッキーたちが目の当たりにする、目は見えないがどんな“音”も逃さない超人的な“聴覚”と“強さ”を持った老人の異常性が次々と明かされていく。そして、出口を閉ざされ、電気も消された暗闇の中、ロッキーたちは、老人が隠し続ける地下室の“秘密”を知ってしまう。追い詰められたロッキーたちは生きて屋敷を脱出できるのか?ロッキー役はジェーン・レヴィ(『死霊のはらわた』2013年)、アレックス役はディラン・ミネット(『プリズナーズ』)、マニー役はダニエル・ゾヴァット(『イット・フォローズ』)、そして盲目の老人をスティーヴン・ラング(『アバター』)が演じている。『ドント・ブリーズ』12月16日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほかロードショー
2016年11月09日綾野剛が主演し、園子温が監督を務める『新宿スワンII』の全キャストと、ポスタービジュアル、予告映像が解禁になった。新作は、和久井健の原作コミックの中でも人気の横浜編が舞台だ。公開された予告映像原作は、新宿歌舞伎町を舞台にスカウトマン・白鳥龍彦の成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた人気コミックス。前作は、最終興行収入13億円、最終動員数97万人を動員するヒットを記録。『II』は、主演の綾野、園監督、プロデュースの山本又一朗(『クローズZERO』シリーズ)が続投し、山本は水島力也名義で引き続き脚本も手がける。スカウト会社・新宿バーストのエース格になった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城(豊原功補)の命により、幹部の関玄介(深水元基)と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった…。本作から出演する新たなキャストは、綾野演じる龍彦と対峙する、横浜ウィザードの社長・滝正樹役の浅野忠信。キャバクラ嬢・小沢マユミ役の広瀬アリス。映画オリジナル・キャラクターとなる全日本酒販売連合会会長・住友役の椎名桔平。そのほか、上地雄輔(渋谷パラサイツ幹部・森長千里)、高橋メアリージュン(キャバクラ嬢・アリサ)、要潤(全日本酒販売連合会・梶田)、中野英雄(宝来会総長・田坂晃)、笹野高史(神奈川県警刑事・砂子)ら。そして前作から、真虎役の伊勢谷友介をはじめ、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、山田優、、久保田悠来、豊原功補、吉田鋼太郎が続投。MAN WITH A MISSIONとUVERworldも引き続き主題歌と挿入歌を担当する。『新宿スワンII』2017年1月21日(土)全国ロードショー
2016年11月09日カルト的に愛されている1981年の『狼男アメリカン』がリメイクされることになった。監督、脚本家を務めるのは、オリジナルの監督兼脚本家ジョン・ランディスの息子であるマックス・ランディス。ジョン・ランディスもエクゼクティブ・プロデューサーに名を連ねる。その他の情報オリジナルでは、特殊メイクアーティストのリック・ベイカーが、キャリア初のオスカーを受賞している。ベイカーはその後メイクアップ部門に10回ノミネートされ、うち6回受賞した。オリジナルのキャストは、デビッド・ノートン、ジェニー・アガター、グリフィン・ダンら。リメイク版のキャストは未定だ。リメイク版の企画はずいぶん前からあり、実現に10年近くを要したとされる。文:猿渡由紀
2016年11月09日1991年に公開され、全世界で愛され続けているディズニー・アニメーションの名作を実写化する『美女と野獣』の新画像が公開になった。エマ・ワトソン演じるベルと、父親モーリスが登場するシーンの画像だ。その他の画像本作は、知性にあふれ、心が美しい女性ベルと、恐ろしい見た目の野獣が出会うことから始まるラブストーリー。本作は、ディズニーが傑作アニメーションの世界観やドラマ、魅力を活かしながら実写化するもので、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンが主演を務め、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスらが出演する。公開された画像の机の上に置かれているのは、発明家の父モーリスが開発したもので、彼は村では“変わり者”といわれているらしい。しかし、娘のベルは周囲の声に惑わされることなく、父を愛し、誇りに思っている。主演を務めるワトソンが「ベルは、自分の考えをはっきりと話す活発な女の子」と分析する通り、彼女は愛らしいルックスだけでなく、どんな状況でも相手をより深く見て、自分の考えで行動できるところに最大の魅力がある。その結果、彼女は恐ろしい見た目の野獣の“内面”をまっすぐに見つめることになる。『美女と野獣』2017年4月21日(金) 全国公開
2016年11月08日米俳優のトム・クルーズが11月8日に都内で主演最新作『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の来日記者会見を行った。クルーズの来日は1年3か月ぶり22度目。会見には本作で『ラストサムライ』(2003年公開)以来のタッグを組んだエドワード・ズウィック監督が同席。さらに、『ラストサムライ』で共演した池松壮亮が駆けつけ“13年ぶりの再会”を果たした。その他の写真現在26歳になった池松と対面したクルーズは、開口一番「大きくなったね」と感激しきり。現在の活躍ぶりに「それについては驚かないよ。あの頃からすばらしい演技を見せてくれたからね。とても重要な役柄で、観客の共感を呼んでくれた。今でも誇りに思うよ」と自分のことのように喜びを示した。同作で映画デビューを飾り、クルーズ演じる主人公・オールグレンと心を通わす少年・飛源を演じた池松は、「あの頃は、俳優になるとは思っていなかったし、おふたりに出会っていなければ、上京もしていなかったはず。僕の人生が大きく変わりましたし、おふたりとの出会いや作品はずっと指標になっている」とあふれる思いを吐露。『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』については「やはり、おふたりのタッグは特別。ひけらかさない正義を描いていて、日本人も共感するはず」と敬意を表した。映画は、リー・チャイルド原作の小説『ジャック・リーチャー』シリーズを実写映画化したサスペンスアクションの最新作。街から街へと放浪の旅を続ける元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャー(クルーズ)が、スパイ容疑をかけられた元同僚の女性少佐を救うため、真相を探る。「アクション描写はもちろん、ズウィック監督の持ち味である、感情豊かなドラマ性やユーモアも発揮された。ジャックは予期せぬ行動をするという点で、とても人間的だと思う」と熱弁するクルーズ。ズウィック監督は「トムと一緒に仕事するのは、映画監督の夢。彼は僕らのことを信じてくれるし、映画製作への愛にあふれていて、それが現場にも広がるんだ」と稀代の映画スターをたたえ、「今回は、初めてシリーズものを手がけたけど、キャラクターを掘り下げながら、単独で楽しめる作品になったよ」とアピールした。『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』11月11日(金)全国ロードショー!取材・文・写真:内田 涼
2016年11月08日11月23日(水)から公開になる“ハリー・ポッター”の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の特別映像が公開になった。本作は様々な見どころのある作品で、主人公の魅力に迫った“ニュート編”、個性豊かな魔法動物が登場する“ビースト編”、手に汗握る“アクション編”で多角的に作品の魅力を紹介している。『ファンタスティック・ビースト…』/特別映像本作は、圧倒的な知識と情熱をもつ魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが1926年のニューヨークで、トランクから人間の世界に逃げ出してしまった魔法動物の行方を追う中で、魔法界と人間界を揺るがす危機に立ち向かう物語。のちにハリーたちが彼の著書を教科書にして学ぶことになるほど、ニュートは魔法動物に詳しく、ただ知識があるだけではなく、世界中を旅して動物たちとふれあい、心を通わせて、彼らが平和に暮らせるよう活動している。少し変わり者で、人間と付き合うのが苦手そうに見えるが、実は誰よりもまっすぐで情熱的な人物……それがニュートだ。そんなニュートが世界中から集め、愛情を持って共に暮らしているのが個性豊かな“魔法動物”だ。彼らは人間の世界の動物と同じように見た目や大きさ、性格、行動が異なっており、小枝のような“ボウルトラック”は少し恥ずかしがりやだが懐くと愛らしい。黒い毛が特徴の“ニフラー”はピカピカと光るものが大好きで、コインや宝石など見つけたら一目散に走ってお腹の袋にしまいこむ。また、人間が見上げるほど大きいのは“サンダーバード”だ。ワシのような鋭い眼光からコワい動物に見えるがニュートのことを信頼しており、劇中でも活躍してくれそうだ。映画は、逃げ出してしまった魔法動物たちを回収するべくニューヨークを奔走するニュートたちの姿が描かれる。魔法界の人々は人間にその能力や存在を知られぬように暮らしており、もし、彼らに見つかってしまったら、人間界と魔法界は戦争になってしまう。人や社会よりも動物のことを考えている方が気が楽なニュートは、ビーストたちを無事に回収し、人間界と魔法界を救うことができるのか? 3本の映像を観ながら公開を待ちたい。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
2016年11月08日『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンスが、『The Man Who Invented Christmas』に主演することになった。チャールズ・ディケンズの伝記映画で、スティーヴンスは『クリスマス・キャロル』を書こうとする、若き日のディケンズを演じる。その他の情報舞台は1843年。それまでに書いた3冊の本がどれも売れず、経済的に困ったディケンズは、家族を支えるため、6週間をかけて新しい本を書く。それが『クリスマス・キャロル』だった。本の中の主人公スクルージは、クリストファー・プラマーが演じる。また、ジョナサン・プライスがディケンズの父親役で出演する。監督はバハラット・ナルルーリ。撮影は12月にスタートする。公開は来年の予定。スティーヴンスの次回作は、エマ・ワトソンと共演する『美女と野獣』。プラマーは現在日本公開中の『手紙は憶えている』に主演している。文:猿渡由紀
2016年11月08日「ぴあ」調査による2016年11月3日、4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、小林薫主演の人間ドラマ『続・深夜食堂』がトップに輝いた。その他の画像『深夜食堂』は、安倍夜郎の人気コミックを基に、路地裏にひっそりとたたずむ“めしや”に訪れる人々の悲喜こもごもを描いた作品。2009年にスタートしたTVドラマは第3部まで放送され、2015年には劇場版1作目も公開された人気シリーズだ。劇場には「TVドラマからすべて観ている」というファンが多く来場。出口調査では「いい意味でいつも通り。期待を裏切らない作品」「ほっとする映画」「人間味あるエピソードが心地よい」「キャスト全員に味があり、しみじみできた」「今後もシリーズを続けてほしい」といった声が聞かれ、シリーズ最新作もファン納得の仕上がりとなったようだ。長く愛され、多くのファンを獲得している本シリーズは、観客に“安心”や“癒し”を与える人情味あふれるストーリーはもちろん、小林扮する“めしや”のマスターが作る、数々の料理も見どころのひとつになっている。観客からは「おいしいものが食べたくなった」「食事がとてもおいしそうで、五感に訴えかけられた」といったコメントも寄せられた。なお、満足度ランキングは、実話を基に、閉園の危機を迎えた幼稚園の再生に挑む園長先生の奮闘を描いた『小さな園の大きな奇跡』が2位に、戦うために生まれてきた少年少女の死闘を描くロボットアニメ『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』が3位に入っている。(本ランキングは、11/3(木)、4(金)、5(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『続・深夜食堂』公開中
2016年11月07日2016年11月5日、6日の全国映画動員ランキングは、『君の名は。』(全国346館)が公開11週目で再び首位に立った。2位は『デスノート Light up the NEW world』(全国343館)。3位は引き続き『インフェルノ』(全国348館)になった。その他の画像/動員ランキングジョージ朝倉の同名コミックを小松菜奈と菅田将暉の主演で実写化した『溺れるナイフ』(全国154館)は初登場4位。織田裕二が4年振りに主演を務めるヒューマン・ドラマ『ボクの妻と結婚してください。』(全国314館)が初登場6位に入った。そのほか『HiGH&LOW THE RED RAIN』(全国313館)が先週12位から10位に上がっている。次週は『オケ老人!』『きんいろモザイク Pretty Days』『この世界の片隅に』『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』『誰のせいでもない』『ミュージアム』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『デスノート Light up the NEW world』3位『インフェルノ』4位『溺れるナイフ』5位『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』6位『ボクの妻と結婚してください。』7位『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』8位『何者』9位『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』10位『HiGH&LOW THE RED RAIN』
2016年11月07日ロバート・パティンソンが、SFスリラー『High Life』に主演することになった。監督は『パリ、18区、夜。』のフランス人監督クレール・ドゥニ。今作で、初めて英語の映画に挑戦する。共演には、パトリシア・アークエット、ミア・ゴスが決まっている。その他の情報刑務所に収監されている犯罪人たちが、刑期を短くしてもらうのと引き換えに、ブラックホールに向かうという危険な使命に挑むという物語らしい。撮影は来年春に始まる。パティンソンの次回作は、来年1月日本公開予定の『アラビアの女王 愛と宿命の日々』。監督はヴェルナー・ヘルツォーク、共演はニコール・キッドマン、ジェームズ・フランコ。その後にはブラッド・ピットがプロデュースする『The Lost City of Z』が控える。共演はチャーリー・ハナム、シエナ・ミラー。北米公開は来年春。文:猿渡由紀
2016年11月07日木村拓哉主演、三池崇史監督の映画『無限の住人』の出演者が新たに発表になり、福士蒼汰をはじめ、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵、山崎努、田中泯、北村一輝、栗山千明、満島真之介が出演することが明らかになった。『無限の住人』/その他の情報原作は沙村広明の人気コミックで、江戸時代の日本を舞台に、不老不死の肉体をもつ主人公・万次(木村拓哉)が、剣客集団・逸刀流に両親を殺されて復讐を誓う少女・浅野凜(杉咲花)と共に逸刀流との戦いに身を投じる姿を描いたもの。福士が演じるのは、逸刀流の統主・天津影久で「最初は悪役と聞いて、自分自身そのような役を演じたことがなかったので素直に楽しみだなと思いました。天津影久は、一本芯が通っていて、志を持って生きている人物です。ただの“悪人”というわけではないので、悪の中にある人間味をどう演じるか意識しました」とコメント。そんな天津を倒すために万次に共闘を持ちかける尸良(しら)を演じる市原は「今まで演じた不良や悪い役は同時に正義のある役でしたが、今回は武士の情けも通じない、常識が一切通用しない、間違いなくこれまで演じたことのない最恐の役でした」と語っており、市原の新たな一面が見られそうだ。「アクション映画が初めて」という戸田が演じるのは、天津が信頼を寄せる剣士・乙橘槇絵で「槇絵はかっこよさと儚さと可憐さをもつすごく魅力的な女性で、そういう女性像は今まで演じたことがなかったですし演じていてとても気持ちが良かったです」と撮影を振り返った。そして、万次を追い込む逸刀流の刺客・閑馬永空を演じるのは、舞台でも三池監督とタッグを組んだ経験のある市川海老蔵で「映画の中では不死身の万次を窮地に追い込むほどの強い役でしたので、脚本を読んだ時から木村さんと対峙するシーンをどう演じるのか何度もシミュレーションし、冬の京都で、極寒の中何カットにも渡るアクションシーンの撮影に臨みました。木村さんとの1対1の真剣勝負のお芝居は、緊迫した空気が張り詰め、久しぶりの映画の現場でとても刺激的でした。完成がどうなっているか僕自身本当に楽しみです」と語っている。『無限の住人』2017年4月29日(土・祝) 全国ロードショー
2016年11月07日ジョージ朝倉の同名コミックを実写映画化した『溺れるナイフ』の初日舞台あいさつが11月5日、都内で行われ、主演を務める小松菜奈と菅田将暉、共演する重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、主題歌を手がけ出演もした志磨遼平(ドレスコーズ)、山戸結希監督が登壇した。初日舞台あいさつ その他の写真東京から田舎に引っ越した元モデルの少女と、神主一族の跡取りの少年が出会い、強烈に惹かれ合っていく本作。マーティン・スコセッシ監督の新作で世界デビューも飾る小松は、「本当に過酷すぎて、明日死ぬんじゃないかと毎日思っていた」とわずか17日間で完遂した撮影を振り返り、「映画が公開されることも含めて、すべては当たり前じゃないんだと知った。ものづくりの大変を痛感しました」と本作への思いを新たにしていた。一方、今年だけで9本の出演作が公開される菅田は、本作が初めての恋愛映画主演となり「山崎賢人と仲がいいですけど、あいつはすごいなと思った」と恋愛映画の常連である山崎に尊敬の念。「ちゃんとカッコ良くないといけないですし、美しくなきゃいけない。そうでなければ本当に『こいつら、何やってるんだろう?』で終わるんですよ」と持論を展開した。その上で「品が良くないといけないし、でも野性味もほしい。どこか気高くないといけないし、血なまぐさい生きざまも撮らなきゃいけない」と役作りを語った。『おとぎ話みたい』『5つ数えれば君の夢』など独特の感性で少女の心情を紡いできた山戸監督は、「特に中高生の女の子は、生きていて毎日が地獄だなと思うことがあると思うんですよ。そういう地獄がここにいる二人(小松と菅田)のように天国みたいに美しければ、映画を観る甲斐もあるというもの。一番輝いているところを撮ってやるという、挑戦する気持ちで撮った」と思いのたけを熱弁していた。『溺れるナイフ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年11月05日俳優の織田裕二が4年振りに主演を務める『ボクの妻と結婚してください。』の初日舞台あいさつが11月5日、都内で行われ、織田をはじめ、共演する吉田羊、原田泰造、込江海翔(子役)、三宅善重監督が登壇した。初日舞台あいさつ その他の写真放送作家として活躍する樋口卓治の同名小説を原作に、余命宣告を受けた男・修治(織田)が、家族の未来のために妻(吉田)の結婚相手を探す姿を描く。原田が修治の見初めた妻の結婚相手を演じる。織田にとっては『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』以来、4年ぶりの主演作となり「長かったような、あっという間だったような…。初心に戻り、エンジンをかけ直せる作品って何だろうって思ったら、この作品に出合いました」と銀幕復帰をしみじみ語っていた。妻を演じる吉田は「織田さんといえば、熱くて硬派なイメージ。それはもちろんなんですが、現場にいる子役たちとの遊び方が上手で、子ども好きな一面を見ることができた。とてもラッキーでした」と織田の素顔を明かした。また、息子役の込江は「織田さんはとても真面目な人というイメージがあった」と明かし、さすがの織田も苦笑い。それでも「実際は僕に話しかけてくれて、穏やかで明るい人だったので、一緒にやりやすかったです」と語ると、織田は「ありがとうございます!」と小さくガッツポーズ。愛する“妻子”からの言葉に、織田は「とにかくこの家族は最高ですし、寒い時期の撮影でしたが、心はポカポカしていた」と改めて感激しきりだった。一方、原田は「僕のなかにあるクリーンな印象を総動員した」と役作りを振り返り、「織田さんは、映画俳優・織田裕二ということを忘れさせるほど、役になりきっていて、僕も役に没頭できた」と織田の役者魂をたたえていた。『ボクの妻と結婚してください。』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年11月05日ソニー・ピクチャーズがデビッド・フィンチャー監督で製作したハリウッド版『ドラゴン・タトゥーの女』の続編が、公開から5年を経て、ついに動き出したようだ。その他の情報ただし、続編は、原作2作目ではなく、スティーグ・ラーソンが亡くなってから出版された4作目『The Girl in the Spider’s Web(ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女)』。ソニーは昨年、映画化権を購入し、この夏アメリカでヒットしたホラー映画『ドント・ブリーズ』(日本公開は12月16日)のフェデ・アルバレスに監督しないかとオファーしているようだ。ルーニー・マーラとダニエル・クレイグは、今作には復帰しない模様。リズベット役の候補には、アリシア・ヴィキャンデルが上がっているらしい。来年の撮影開始を目指し、急ぎで製作準備が進められている。文:猿渡由紀
2016年11月05日『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開はまだ2週間以上先だが、すでに製作準備に入っている続編に、ジョニー・デップが出演すると報道された。Deadline.comが伝えたもの。役柄はわかっていない。その他の情報『ファンタスティック・ビースト~』は、『ハリー・ポッター』シリーズのJ・K・ローリングが映画のために自ら脚本を書き下ろしたもので、『ハリー・ポッター』の70年前が舞台になっている。主演はエディ・レッドメイン。監督は『ハリー・ポッター』の最後4作を監督したデヴィッド・イェーツで、続編も彼が監督する。デップの次回作は来年公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。次は『Murder on the Orient Express』の撮影に入る予定だ。監督と主演を兼任するのはケネス・ブラナー。共演はデイジー・リドリー、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ。北米公開予定は来年11月。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー文:猿渡由紀Harry Potter Publishing Rights (C)J.K. Rowling Harry Potter and Fantastic Beasts characters, names and related indicia are trademarks of and (C)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. (C)2016 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2016年11月04日『クラウド アトラス』『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督の新作タイトルが『王様のためのホログラム』に決定し、ポスタービジュアルと予告編映像が解禁になった。映画化を熱望したトム・ハンクス自らが主演を務める本作は、人生のどん底から一発逆転をするため、砂漠の王様に“3Dホログラム”を売りに行くアランの物語だ。公開された予告映像ハンクスが映画化を望んだのは、家も家族もなくし、エリート人生から転落した中年の危機をシニカルな視点で描いた作家デイヴ・エガーズの同名小説『王様のためのホログラム』(吉田恭子訳、早川書房刊、12月発売)。予告編映像では、人生を立て直すため、サウジアラビアという異国の地にやってきた主人公アランが、慣れない食事や異なる宗教、次から次へと襲いかかる異文化の嵐に戸惑いながらも、いつ会えるかわからない王様に、最先端の映像装置3Dホログラムをプレゼンするため、あくせくする様が描かれている。ポスタービジュアルに書かれた「遠い遠い異国の地で気づいた。人生は、なんとかなる!」というメッセージ。地球の裏側で彼に気づかせてくれたのは誰なのか? 人生の岐路に立たされたアランが踏み出す新たな一歩は、人生に迷う人々を勇気づける人生賛歌になっているようだ。『王様のためのホログラム』2017年2月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年11月04日11月23日(水)から公開になる“ハリー・ポッター”の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の日本語版キャストが発表になり、主人公ニュートを宮野真守が、彼と行動を共にするティナを伊藤静が、クイニーを遠藤綾が、ジェイコブを間宮康弘が演じ、彼らの前に立ちはだかる魔法使いグレイブスを津田健次郎が演じることが決定した。その他の写真本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾し、愛する動物たちを回収するために街を奔走する。少し変わり者だが、魔法動物を愛し、彼らの生態を知り尽くしているニュートを演じる宮野は「エディ・レッドメインさんがとっても素敵に演じている、個性的なニュート・スキャマンダーを、日本語でも魅力的に演じられるように、気合いを入れて臨みました! 僕自身、『ファンタスティック・ビースト』の世界観に、終始魅了されながら収録させていただきましたし、みなさまも必ず、この冒険の虜になること間違いなしです! 是非とも、この映画の魅力にどっぷりハマっちゃって下さい!」とコメントしている。本シリーズは、細部までこだわりぬかれた衣装や小道具、美術、巨大セットが観る者を楽しませ、物語の展開が速く、このシリーズならではの用語も多いことから、日本語版で楽しむ観客も多く、“ファンタビ”の日本語版も人気を集めそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
2016年11月04日コウノトリが生まれたばかりの赤ちゃんを届けるために奔走するアドベンチャー映画『コウノトリ大作戦!』が公開されている。本作は愛らしいキャラクターが目をひく作品だが、ピクサー出身のクリエイターと米コメディ界で活躍する監督がタッグを組んだ作品で、劇中は“爆笑”と“冒険”の連続で、最後には意外(!?)にも感動が待っているようだ。その他の画像コウノトリは“赤ちゃんを運ぶ幸運の鳥”と呼ばれているが、劇中で主人公ジュニアが働く宅配便会社では、赤ちゃんのお届けが禁止されており、売り上げが稼げる小包配達が重視されている。しかし、思わぬ手違いから誕生した人間の赤ちゃんと対面したジュニアは、赤ちゃんの可愛さにメロメロになり、会社に内緒で危険に満ちた“赤ちゃんお届けの旅”にでる。出世したいため、会社で配達が禁止されている赤ちゃんをイチ早く届けてしまいたいジュニアと、そんなジュニアにまったくなつかない赤ちゃんのコンビが、旅の中で少しずつ接近して“家族”になっていくドラマが大きな見どころだ。公開前に配給会社が行ったモニター試写では「最初は仕事のためだけに生きているジュニアが、優しく、父親のようになっていく姿に感動した」「最初はいがみ合っていたジュニアと赤ちゃんが、本当の家族のようにお互いを必要としていくようになる姿に感動した」などの声が集まっているという。監督を務めたダグ・スウィートランドは、ピクサー出身のフィルムメイカーで、観客が共感できるキャラクターとドラマを描くことに注力したようだ。ちなみにもうひとりの監督ニコラス・ストーラーは『ネイバーズ』などコメディ作品を数多く手がけてきたが「この作品の原点は、僕が子供を授かるのに苦労した経験なんだ。子供を授かることの有り難さと喜び、そして、子供を通して家族になっていく姿を描いている」と語っており、彼の人生経験も、本作のドラマに大きく貢献しているようだ。もちろん、ストーラーの“コメディ”の才能も本作ではいかんなく発揮されている。先のモニター試写では笑い声がたくさんあがったそうで、中でもジュニアと赤ちゃんを狙うオオカミの群れが劇中で見せる“組体操”のシーンに関するコメントが続出。彼らはフォーメーションを組んで即席で橋や潜水艦に変身するが、その姿は恐ろしいオオカミなのに愛らしく、少しマヌケで好評を集めていた。冒険、感動ドラマ、CGアニメーションならではのギャグ、魅力的なキャラクターと鑑賞者はそれぞれ“おすすめポイント”をもっているようで、今後、口コミがさらに広がりそうだ。『コウノトリ大作戦!』公開中
2016年11月04日ジョージ朝倉の同名ベストセラーコミックを、『あの娘が海辺で踊ってる』などの新世代の女性監督・山戸結希が映画化した『溺れるナイフ』。10代の破裂しそうな恋を描いた本作で、東京から田舎町に引っ越した人気モデルの夏芽を演じた小松菜奈と、彼女が恋をする閃光のようなオーラを放つ少年・コウに扮した菅田将暉、コウの親友で夏芽に想いを寄せる大友役の重岡大毅(ジャニーズWEST)。17日間の和歌山ロケですっかり仲がよくなった3人が振り返る、独特といわれる撮影現場とは?その他の画像本作では3人の瑞々しい感情が全編に渡ってほとばしっているが、山戸監督の演出はかなり斬新だったようだ。菅田も「僕を役者というよりコウちゃんとして扱ってくれていた」と語り、「恥ずかしそうに台本で顔の下半分を隠しながら近づいてきて、『空でも眺めていてください』って演出されていました」と告白。小松がそれを受けて「監督は夏芽になりきっていて、コウちゃんのことを好きになっていましたよ」と笑顔を見せる。すると重岡も「夏芽と大友のキスシーンも俺の眉毛で遊ぶくだりが現場で足されて。CDを渡すときの『元気、もりもり…』というセリフも数え切れないくらい変わりましたからね」と、懐かしそうに撮影を振り返った。3人のお喋りは、やがてそれぞれが好きなシーンの話題に。ここでも菅田が「僕はバッティングセンターの夏芽と大友が好きですね。夏芽から『別れよう』と言われたときの、うん?ってなるあの間とか、言葉を濁す大友がカッコよかった」と口火を切り、「私は火祭りでコウちゃんが踊っているところ。あのコウちゃんはスゴいよ」という小松の言葉を受けて「あれ、本当に火のついたたいまつを回したんだけど、カットがかかる度に酸素吸引機のお世話になってたんだよ」と解説する。さらに重岡が「俺は夏芽とコウがバイクに乗っているラストシーンが好きやな。青春しているな~。こんなふたりが見たかったんやと思った」と語ったときも、菅田が「あそこは併走する車から監督が『海!』って言ったら、夏芽が『海!』って叫ぶシステムで撮ったけど、長回しのあの1カットが一発で成功して。後ろの小松さんが泣いているのも分かったし、一生できない素晴らしいカットになったよね」と撮影秘話を明かしてくれた。そんな奇跡のショットが連続する『溺れるナイフ』。新世代監督と現代を疾走する注目の若手俳優3人がコラボしたこの青春ラブストーリーで、恋する想いを体感して欲しい。『溺れるナイフ』11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー取材・文:イソガイマサト撮影:中川有紀子
2016年11月02日シーズンを追うごとに世界中のファンを熱狂させている海外TVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』のブルーレイ&DVDのレンタルが本日より開始され、11月16日(水)よりソフトが発売されるのを記念して、NG動画が公開になった。公開されたNG動画架空の王国を舞台に、ひとつの玉座をめぐり複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを映画を凌ぐ壮大なスケールで描く『ゲーム・オブ・スローンズ』。シリーズ最大の盛り上がりを見せる第6章『冬の狂風』は、第68回エミー賞で作品賞ほか最多23部門にノミネートされたほか、エミリア・クラーク(『世界一キライなあなたに』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)や、ソフィー・ターナー(『X-MEN:アポカリプス』)、グェンドリン・クリスティー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)、エド・スクレイン(『デッドプール』『トランスポーター イグニション』)など、本作を足がかりに活躍の場を広げる俳優たちも多く、アメリカドラマ界を牽引する超大作として話題を集めている。本シリーズは第8章で完結することが決まっており、第7章は全米で来夏放送される。16日(水)に発売されるコンプリート・ボックスには、撮影の裏側がわかるメイキングや未公開シーンなど約90分に及ぶ映像特典が収録される。このほど公開になったNG動画は、ティリオンを演じるピーター・ディンクレイジを中心に、デナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラークも登場し、ファンならずとも思わずクスっと笑ってしまう内容になっている。『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』(全10話)ブルーレイ&DVD(Vol.1~5)レンタル中11月16日(水)DVD コンプリート・ボックス(5枚組):9400円+税ブルーレイ コンプリート・ボックス(5枚組):11300円+税発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントGame of Thrones (C)2016 Home Box Office. Inc. All rights reserved.HBO(R) and related service marks are the property of HomeBox Office. Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.
2016年11月02日神木隆之介が主演を務める実写映画『3月のライオン』の特報映像とポスタービジュアルが公開になった。特報映像には、主人公の桐山零をはじめ、川本3姉妹やプロ棋士の島田、後藤、宗谷、義父の幸田、林田先生、そしてライバルで“心友”の二海堂など主要人物がこぞって登場する。『3月のライオン』/特報映像本作は、羽海野チカの人気コミックを大友啓史監督が2部作で実写化するもので、中学生で将棋のプロとしてデビューした桐山零が、将棋の世界を通じて様々な人々に出会い、自身の居場所や家族、そして夢に向かっていく様を描く人間ドラマ。ポスタービジュアルは、桐山零が暮らす桜の舞う季節の中、河沿いの町を背景に、ひとりたたずむ主人公の姿を捉えたもの。原作タイトルの由来となった英国のことわざ“3月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかに終わる”をイメージさせるビジュアルだ。特報映像は、「家も、家族も、居場所も何もなかった」というナレーションとともに、17歳の桐山零が、孤独と不安を抱えながらも、前に進むため顔を上げるシーンから始まり、そんな彼が人生という闘いの中で出会う様々な人々の姿が映し出されていく。桐山零をいつも陽だまりのような温かさで迎え入れる川本3姉妹と祖父は、有村架純(幸田香子役)、倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、前田吟(川本相米二役)。ともに切磋琢磨するプロ棋士に佐々木蔵之介(島田開役)、伊藤英明(後藤正宗役)、加瀬亮(宗谷冬司役)。そして桐山零を内弟子として引き取った師匠・幸田柾近役の豊川悦司らが登場。さらに、まだキャストは発表されていないが、零のライバルであり、“心友”である二海堂晴信も一瞬だが姿を見せている。『3月のライオン』『前編』3月18日(土)/『後編』4月22日(土)2部作連続 全国ロードショー
2016年11月02日『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが本日リリースされたのを記念して、本作のメイキング映像が公開になった。アリスが鏡を抜けて再びワンダーランドに向かうシーンを“撮影の映像”と“完成の映像”を並べて紹介。撮影に1週間、完成までに1年半を要した人気シーンの“裏側”が初披露される。公開されたメイキング映像『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になったのは、アリスが書斎にある鏡を通り抜けて部屋に入り、そこで懐かしい“ある友人”と再会するシーン。本シリーズには摩訶不思議なキャラクターや舞台が次々に登場し、アリスのサイズも縦横無尽に変化するが、ここでもアリスは現実の世界よりも小さくなったり、奇妙なキャラクターと会話をしたりと“ワンダーランド”を再訪したことがわかる場面になっている。映像は、“加工をする前の撮影した映像”と“完成映像”を常に比較できる状態で収録。何度も観ると、デジタル合成のブルーバックを背景に撮影が行われつつも、物理的な動きやアクションを重視しているショットがあったり、アリスを演じるミア・ワシコウスカの目線の動きを制御するポイントが的確に動いていること、撮影したフレームサイズとは異なる大きさで撮影素材が使われているカットがあることなどがわかる。本作は全編に渡って、俳優たちの動きとデジタル映像が“境い目”がなく混ざり合っており、MovieNEXで繰り返し本編を観賞することで、制作手法を想像したり、スタッフたちが細部まで作りこんだ“こだわりの画”を楽しむこともできそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年11月02日『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が、イギリスでこれまでに4627万ポンドを売り上げ、今年最大のヒット作となった。これまでの1位は『ジャングル・ブック』だった。その他の画像『ブリジット~』3作目は、すでに1作目を抜いて、ロマンチックコメディのジャンルで、イギリス史上最高のヒット作となっている。オーストラリア、フランス、オランダなどでも好調で、世界興収は現在までに1億9300万ドル。製作予算は3500万ドル程度で、大きな利益を上げた形だ。しかし北米ではなぜか不調。批評家受けは良かったのだが、北米興収はわずか2400万ドルだった。イギリスの記録的ヒットとアメリカでの大コケという結果は、さらなる続編ができるかどうかの決定に、どんな影響を与えるのだろうか。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』公開中文:猿渡由紀
2016年11月02日今年43回目を迎えたベルギーのゲント映画祭の、映画音楽をたたえるワールド・サウンドトラック・アワード部門において、坂本龍一が栄誉賞(ライフタイム・アチーブメント)を受賞し、話題を呼んでいる。現地を訪れた彼に、映画音楽の現場について訊いた。その他の画像「僕は人生全部を映画音楽に捧げてきたわけでもないし、たとえば80代のエンニオ・モリコーネさんみたいな方に比べたら若輩者ですし、こんな賞をもらっていいのかなという気が先に立ちます。それとライフタイム・アチーブメントというとなんだか終わりみたいなので、それは嫌だなあ(笑)」と、冗談まじりに語る坂本。素人にはなかなか窺い知れない映画音楽の制作現場について、こう解説してくれた。「通常作曲家に頼むときに、ここにはこんな感じの音楽、と見本を貼付けてくるんです。その代用品のリズムや雰囲気に沿って監督たちは毎日編集をやっているので、作曲家がいざできましたと持っていってもどこか合わない(笑)。それを新品に替えさせるのはハードルが高いんです。監督にもよりますが、ハリウッドの場合はだいたいべったりと貼付けてきますよ。『レヴェナント:蘇えりし者』の(アレハンドロ・G・)イニャリトゥは、彼自身とても音楽好きで詳しいから、すごくきめ細かくテンポラリーな音楽を貼付けてきた。それを超えるものを2カ月ぐらいで何十曲も作るのは本当に大変でした」そんななかで、後にも先にも例外だったのは故大島渚だったという。「『戦場のメリークリスマス』でまず俳優として役をオファーされたので、ぜひ映画音楽もやりたいと自分からお願いしたんです。最初に持っていった曲が気に入られてから100パーセント自由でしたし、どこに何を入れるかもそのとおりに使ってくれた。あんなことは他に一度もないです。近かったのは『リトル・ブッダ』で、あのときは(ベルナルド・)ベルトルッチと相当揉めましたけれど、結果的に(リピートも含めて)120パーセントぐらい使ってくれました」今はできるだけ映像を観てから、仕事を受けるか否か決めるようにしているという。では、“世界の坂本”をそこまで苦労の多い映画音楽の創作に駆り立てるものとは何なのか。「やっている最中は本当に大変で二度とやりたくないと思うんですけど、終わると楽しい思い出が残る。ひとりでこつこつとやっているのとは違う面白さがあります。素晴らしい才能のある人たちとやるのはチャレンジングだけど、終わったときの喜びは特別なんです」取材・文・写真:佐藤久理子
2016年10月31日「ぴあ」調査による2016年10月28日、29日のぴあ映画初日満足度ランキングは、中野量太監督、宮沢りえ主演の人間ドラマ『湯を沸かすほどの熱い愛』がトップに輝いた。その他の画像本作は、余命2カ月を宣告された宮沢演じる母・双葉の深い愛情を通して、家族がより強い絆で結ばれていく様を描いた作品。普遍的なテーマを描いた本作は、年代・性別問わずさまざまな観客の心を掴んだようで、出口調査では「とにかく泣いた」(42歳・女性)、「情緒あふれる内容。もう1度観たい」(67歳・女性)、「愛は自ら与えてこそ初めて与えられるのだと教えられた」(27歳・男性)、「ラストシーンは本当に美しく、晴れやかな気分になった」(72歳・女性)、「家族にはさまざまな形があるが、愛があれば伝わると思った。家族に会いたくなった」(25歳・女性)などの感想が集まった。末期がん発覚後、双葉は、消極的な娘(杉咲花)を独り立ちさせたり、突然蒸発した夫(オダギリジョー)を連れ戻し、家業の銭湯を再開させたりと、死ぬ前に“絶対にやっておくべきこと”を実行していく。そんな双葉の姿に、観客からは「母の強さがひしひしと伝わった」「出会う人を笑顔にする双葉にあたたかさを感じた」などの声が聞かれた。また病により次第に衰弱していく双葉を熱演した宮沢には、「最初から最後まで引き込まれるような演技が素晴らしい」「ストーリーが進むにつれて、宮沢りえの表情も雰囲気も驚くほど変化していく」といった絶賛のコメントが寄せられた。なお、満足度ランキングは、『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と、主演のアーミル・カーンが再タッグを組んだドラマ『PK』が2位に、『プリキュア』シリーズ通算13作目となるTVアニメの劇場版『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』が3位に入っている。(本ランキングは、10/28(金)、29(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『湯を沸かすほどの熱い愛』公開中
2016年10月31日2016年10月29日、30日の全国映画動員ランキングは、『デスノート Light up the NEW world』(全国342館)が初登場で首位を飾り、『君の名は。』(全国344館)は、公開10週目で2位になった。その他の画像『デスノート…』は、夜神月とLの死から10年後を舞台に、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の共演で描くシリーズの続編。デスノート対策本部の捜査官、探偵、サイバーテロリストの3人が、6冊のデスノートをめぐる壮絶な戦いを繰り広げる。そのほか『インフェルノ』(全国347館)が初登場3位、『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』(全国213館)が初登場4位、そして『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(全国192館)が初登場6位に入った。次週は『溺れるナイフ』『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』『コンカッション』『コウノトリ大作戦!』『ソーセージ・パーティー』『続・深夜食堂』『ぼくのおじさん』『ボクの妻と結婚してください。』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『デスノート Light up the NEW world』2位『君の名は。』3位『インフェルノ』4位『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』5位『何者』6位『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』7位『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』8位『金メダル男』9位『スター・トレック BEYOND』10位『映画 聲の形』(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年10月31日『マッドマックス怒りのデス・ロード』のトム・ハーディが、『Fonzo』でアル・カポネを演じることがわかった。監督は『クロニクル』のジョシュ・トランク。脚本もトランクが書き下ろした。プロデューサーには、タランティーノ映画の数々を手がけてきたローレンス・ベンダーも名を連ねる。その他の情報アル・カポネは、禁酒法時代のシカゴで暗躍したアメリカのマフィア。映画やテレビで何度も取り上げられており、『アンタッチャブル』ではロバート・デ・ニーロが演じている。ハーディの最近作は、『レヴェナント:蘇えりし者』と『レジェンド 狂気の美学』。次回作はクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク(原題)』。北米公開は来年7月。現在は8話もののTVミニシリーズ『Taboo』を撮影している。トランクの最近作は、昨年の『ファンタスティック・フォー』。文:猿渡由紀
2016年10月31日