ハンガリー名物、冷たい果物のスープ
[ 2008年6月6日 ]


美食の国ハンガリーでも特にユニークなのが、夏の名物「Hideg gy?m?lcsleves(冷たい果物のスープ)」。今はブダペストのレストランの多くで、一年中味わうことが出来ます。見た目も可愛い、とっても・。*乙女*。・でチャーミングな料理。塩味は一切なく、本当にスムージーかシェイクのようです。---え?デザートじゃないの??と驚く人は多いのですが、メインの前に食べると、果物の自然な甘みと絶妙なスパイスの効果で食欲が湧き、ちゃんとスターターとしての役目を果たすから不思議です。全ての料理の量がすこぶる多いハンガリーだけど、このスープは大抵カップの程好い量でサーブされます。様々な果物が使われますが、「Meggy=メッジ」と呼ばれる特産のサワーチェリーが一番一般的なよう。とても味の濃い、美味しいサクランボです。現地では、このフルーツスープのインスタントも売られています。Meggyは日本でもイギリスでも入手困難なので、今回は(写真)旬の苺を使ってみました。料理上手なハンガリーの友人、シルヴィ直伝のレシピです。
材料(4人分)
果物(サクランボ、苺、桃など):皮、芯、種などを取り除き200g以上 ※缶、瓶詰でもOK
シナモンスティック:1本(またはシナモン・パウダー少々)
クローブ粒:5~6粒(またはクローブ・パウダー少々)
サワークリーム:200cc(またはサワークリーム&生クリーム:各100cc)
牛乳:200cc
小麦粉:大さじ2
白ワイン(なくても可):少々
ホイップクリーム(なくても可):少々
砂糖、レモン果汁:各少々
1. 果物は飾り用に数粒(または数切れ)を残し、水400ccとともにミキサーにかける。またはすりおろしたり、ポテトマッシャー等でつぶして、水を混ぜる。
2. シナモン、クローブをガーゼで包むか、市販のダシ袋等の不織布袋に入れた上、麺棒などでたたいて砕く。
3. なべに果物液、スパイスを入れ、弱火でゆっくりと暖める。
4. 味を見て、甘みが足りなければ砂糖を、酸味が足りなければレモン果汁を加える。
5. 1,2分沸騰させたらスパイス袋を取り出し、サワークリームと水溶き小麦粉を良く混ぜてからなべに加え、さらに良くかき混ぜる。(最初はちょっと分離しているが、冷めると徐々に馴染んで来る)
6. 火から降ろし、牛乳と白ワインを加える。
7. 荒熱をとってから冷蔵庫で冷やし、皿に盛る。先に残しておいた果物を中心に浮かべて飾る。サワークリーム(分量外)か甘くないホイップクリームを添えるとなお美味しい。
本当はハンガリーではサワークリームも独特なので、日本やイギリスで一般に売っているものに生クリームを半々に足すと、現地のものに近くなるそうです。
私はこのメニューを、イギリス人の好物”サマーフルーツ(ベリー類+チェリー)”の缶詰で良く作ります。手頃な値段で中々美味しく、年中簡単に手に入るからです。イギリスでは果物の缶詰&瓶詰めの種類が豊富で、シロップ入りの他にジュース入りというのがあり、甘さも控えめで便利です。日本の缶詰の場合、ほとんどがシロップ入りでかなり甘いので、シロップは半分以下に減らして、レモン果汁と水で調整するのが良いでしょう。
とは言え、やはり完熟した旬の果物で、甘みや酸味には余り手を加えず味わうのが一番ですね。シルヴィの話では、冬はりんご、夏はメロンで作るのも美味だそうです。
そしてまた東京でも、ハンガリーの「冷たいサクランボのスープ」を味わうことができるレストランがあります。自由が丘の「キッチンカントリー」というハンガリー料理レストランで、駅の目の前、レトロな雑居ビルの中にあります。サクランボのスープは大体6月から夏季のみ。事前に電話で有無を確認して下さい。この他「トルトットカーポスタ(ハンガリー風ロールキャベツ)」や「パラチンタ(ハンガリー風クレープ)も超オススメ! しょっちゅう行くわけではないのに、いつも憶えていてくれて、暖かく迎えてくれる素敵なレストランです。
キッチンカントリー
東京都目黒区自由が丘1-28-8
自由が丘デパート3F
Tel:03-3717-4790
営業時間:11:30~22:00
定休日:毎週水曜日
- Text & Photo by
- Der Liebling ~蚤の市フリークの雑貨手帳~

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